2015年7月2日木曜日

『マッドマックス 怒りのデスロード』を観た

source: ひたすら映画を観まくる日記アルティメット・エディション


マッドマックス 怒りのデスロード

■あらすじ『石油も水も尽きかけ荒廃した世界。愛する家族を守れなかったトラウマを抱え、本能だけで生き長らえている元警官マックス。ある日、資源を独占し、一帯を支配する独裁者イモータン・ジョー率いるカルト的戦闘軍団に捕まり、彼らの“輸血袋”として利用される。そんな中、ジョーの右腕だった女戦士フュリオサが反旗を翻し、ジョーに囚われていた5人の妻を助け出すと、彼女たちを引き連れ逃亡を企てたのだった。裏切りに怒り狂うジョーは、大量の車両と武器を従え、容赦ない追跡を開始する。いまだ囚われの身のマックスもまた、この狂気の追跡劇に否応なく巻き込まれていくのだったが…。ジョージ・ミラー監督が2代目マックスにトム・ハーディを迎え、満を持して贈るハイテンション・バトル・アクション超大作!』




大ヒット上映中の『マッドマックス 怒りのデスロード』をようやく鑑賞。世間の評価的には大絶賛の嵐で、今さら僕が何か言うことも無いんだけど、敢えて言うなら「最高にカッコよくて最高にバカな映画」だった。


ストーリー性はほぼ皆無。気が狂った荒くれ男どもが、あたり一面砂漠だらけの不毛な荒野をバイクや車で暴走しまくるという、本当にそれだけの映画である。普通だったら「そんなのが面白いの?」って感じだろう。


しかも『マッドマックス2』で確立された世紀末的な世界観は、その後色んな作品にパクられまくり、今やすっかり珍しくなくなっている。なので「いまさらオリジナルを見ても変わり映えしないのでは?」と思っていたのだ。


しかし、そんな不安は見事に覆される。本家本元のジョージ・ミラー監督が描き出した驚天動地のヴィジュアルは、『マッドマックス2』から”マッド”の部分だけを抽出し、思い切り濃縮し、純粋な「暴力と狂気のバイオレンス・カーアクション映画」として現代に甦らせたのだ!


※以下、ネタバレしてます。

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