source: 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
巨大迷路の出口を発見したトーマスは、仲間のテレサ、ニュートらと外の世界へと脱出する。トーマスたちは、ついに姿を現した謎の組織WCKDによって、自分たちが“選ばれし者”で、さらなる過酷な運命が待っていることを知らされる。そこは砂漠の迷宮。灼熱の太陽に焼きつくされ、すべてが崩壊した終末世界で、新たなサバイバルを繰り広げるトーマスたちだったが…。
巨大迷路からの脱出劇をテーマにしたサバイバル・アクション全３部作の第２弾「メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮」は、前作の閉塞的な迷路（メイズ）から一気に大きな空間へ。広大な砂漠と廃墟を彷徨う展開は、これのどこが迷路なの？と思ってしまうのだが、この巨大空間、引いては、世界そのものが迷路であるというコンセプトなのだろう。謎の組織WCKDが姿を現すが、彼らの全容と真の目的はまだはっきりとは明かされない。それでも世界の仕組みが徐々に明らかになり、トーマス自身の役割の輪郭もはっきりしてくる。ただ、息をもつかせぬ展開と、次々に登場する新キャラなど、とにかく目まぐるしいので、人物描写は極めて薄味だ。まぁ、３部作の真ん中は、どんなシリーズでも言えることだが、物足りなさとストレスがつきものである。ただ、仲間を奪われてついに戦う決心をした主人公トーマスの運命も含めて、怒涛の展開と謎解きが待つであろう最終章への期待は大いに高まった。
巨大迷路からの脱出劇をテーマにしたサバイバル・アクション全３部作の第２弾「メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮」は、前作の閉塞的な迷路（メイズ）から一気に大きな空間へ。広大な砂漠と廃墟を彷徨う展開は、これのどこが迷路なの？と思ってしまうのだが、この巨大空間、引いては、世界そのものが迷路であるというコンセプトなのだろう。謎の組織WCKDが姿を現すが、彼らの全容と真の目的はまだはっきりとは明かされない。それでも世界の仕組みが徐々に明らかになり、トーマス自身の役割の輪郭もはっきりしてくる。ただ、息をもつかせぬ展開と、次々に登場する新キャラなど、とにかく目まぐるしいので、人物描写は極めて薄味だ。まぁ、３部作の真ん中は、どんなシリーズでも言えることだが、物足りなさとストレスがつきものである。ただ、仲間を奪われてついに戦う決心をした主人公トーマスの運命も含めて、怒涛の展開と謎解きが待つであろう最終章への期待は大いに高まった。
【６０点】
（原題「MAZE RUNNER:THE SCORCH TRIALS」）
（アメリカ／ウェス・ボール監督／ディラン・オブライエン、カヤ・スコデラーリオ、トーマス・ブローディ・サングスター、他）
