2015年10月28日水曜日

コミック実写化、成否の要因と課題とは?製作陣に求められる映画的達成感の模索

source: 映画.net


1: オムコシ ★ 2015/10/05(月) 03:23:02.86 ID:???.net
2015/10/4(日)9:40 オリコン

 9月シルバーウィークの映画興行は、コミック原作の実写映画化作品の激突が見られた。
ちょっとした驚きは、『ヒロイン失格』が『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』を上回ったことだ。
hiroin
9月23日時点で(ともに9月19日初日)、
前者が興収7億6074万円、後者が7億5255万円を記録した。
2週目にあたる9月27日時点では、ともに10億円台に乗せたが、その差はもっと開いた。

◆邦画の基盤を支えているコミック、アニメ

 こうした激突ぶりからも、コミック原作の映画化が、現在の邦画製作の中核をなしているのが、はっきりとうかがえる。
スポーツ新聞にときどき掲載される新作邦画の製作情報を見ても、それは一目瞭然だ。
その多くが、コミック原作の映画化なのである。
かつて、人気ドラマの映画化が、邦画製作の定番であった。
今やそれがコミック原作の映画化に移っている。

 昨年の邦画興収上位10本のうち、
『テルマエ・ロマエII』
『るろうに剣心 京都大火篇』
『るろうに剣心 伝説の最期篇』の3本が、コミック原作だった。

同じく今年上半期では上位10本のうち、
『暗殺教室』『ストロボ・エッジ』『寄生獣』の3本がコミック原作だ。
これにアニメを加えるとどうなるか。
昨年では、アニメとコミック原作の実写映画化作品が上位10本中9本。
今年上半期でも、10本中同じく9本までを占める。
邦画は、コミック、アニメがその基盤を支えていると言っても過言ではない。
何とも恐るべき状況である。

 では、なぜコミック原作が人気なのか。認知度が高く、若者中心の根強い支持があるので、数字(興行)がある程度読めるということがまず挙げられる。
興行の下地が、しっかりしている。つまるところ、安全パイなのだ。

 ただ、邦画製作におけるコミック人気は、今に始まったわけではない。
かつても、コミック(劇画とも言った)の映画化がけっこうあり、多くの話題作や大ヒット作も登場した。
『女囚701号/さそり』
『嗚呼!!花の応援団』
『ゴルゴ13』
『ルパン三世 念力珍作戦』など(古くてわからないか)、挙げ出したらキリがない。
ただ、それが邦画製作のメインではなかっただけだ。
今は、それが邦画製作(興行)の“ど真中”にきた。

◆原作ファンを超えた一般層にまで広がるか

 さきのヒットの中身を見ると、大きな違いがあることもわかる。
原作ファンを超えた一般層にまで興行が広がると、大ヒットへの道が開ける。

『テルマエ・ロマエ』2作、『るろうに剣心』シリーズは、
その代表的な作品であろう(ともに1作品で30億円以上)。

中身のおもしろさが、一般の観客にも十分に通じたことが重要だ。
人気俳優の起用も、一般層集客への大きな引き金になっている。

http://www.oricon.co.jp/news/2059935/

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