2016年9月22日木曜日

【ブログ記事】『2001年宇宙の旅』に登場した核爆弾衛星の詳細

source: KUBRICK.blog.jp|スタンリー・キューブリック


bomb1-1

bomb1-2
BOMB-1(アメリカ軍)


bomb3-1

bomb3-2
BOMB-3(ソ連軍)


bomb4-1

bomb4-2
BOMB-4(ドイツ軍)


bomb5-1

bomb5-2
BOMB-5(イギリス軍)


bomb6-1

bomb6-2
BOMB-6(中国軍)


※BOMB-2は不明

 こうしてみると、当時の冷戦という時代背景を如実に反映していますね。当時の核保有国を考慮すればBOMB-2はフランスの可能性が高いです。本編に登場したのはアメリカ→ドイツ→イギリス→ソ連の順でしたが、中国が無視されたのは当時文化大革命の真っ最中で、政治的配慮をしたためでしょうか?猿人の投げた骨がアメリカの各核爆弾衛星というのはちょっと『博士…』を引きずっているように感じます。スターチャイルドの核爆弾衛星破壊やディスカバリー号のオリオン計画を却下したのも、「核攻撃を真剣に恐れていた」キューブリックらしい反応と言えるかもしれませんね。