2019年10月12日土曜日

【関連記事】アメリカ最大の映画レビューサイト、ロッテン・トマトの「トマトメーター」ではかるキューブリック作品のトップ10

source: KUBRICK.blog.jp|スタンリー・キューブリック


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 アメリカ最大の映画レビューサイト、「ロッテントマト」(腐ったトマト)の肯定的レビューのパーセンテージ「トマトメーター」でキューブリック作品をトップ10ランキングした記事からの引用です。wikiよるとロッテン・トマトとは、

 サイト内には直近で公開された約270本の映画レビューのログが残され、肯定的なレビューの割合が一覧化されている。肯定的レビューが60%以上の場合は「レビュアーの大多数がその映画を推奨した」ものとして"fresh(新鮮)"、60%未満の場合は "rotten(腐敗)" の格付けがされる。加えてロジャー・イーバート、デッソン・トムソン、スティーヴン・ハンター、リサ・シュワルツバウムなどの著名映画レビュアーによるレビューは、"Top Critics(トップ批評家)"と呼ばれる別リストへ載せられ、別途一覧化されている(批評は全体レーティングにも影響する)。レビューが数値集計の可能な量に達すると、各レビュアーによる意見を整理するため、総意としてのまとめ記事が掲載される。年末にはその年の最高得点を得た映画が "Golden Tomato(ゴールデン・トマト賞)"を獲得するシステムとなる。

 と、一般的なユーザーレビューサイトとは異なり、著名な評論家が参加していることから、一見公平性が担保されている様に思われますが、実際は問題もあり、

 2010年1月、ニューヨーク映画批評家協会会長のアーモンド・ホワイト(英語版)は会の75周年に際し、「レビュアーを一箇所に押し込め、それぞれのレビューに見せかけのお気に入り得点を取ってつける。あれはインターネットが如何に個人の表現に復讐しうるかの例である。ああしたサイトは、評論の代用として大勢の総意を提示しているにすぎない」と、特に当サイトを名指しして映画レビュー集サイト全般を批判した。

とあります。

 まあ優劣を点数で決めるスポーツではなく、主観で良し悪しを決める「映画」や「グルメ」などは抽象的な評価に頼らざるを得ず、それを数値化したりランク付けすること自体にどこかしら偏りや無理が生じるもので、こういったレビューサイトやランキングは参考程度か、「にぎやかし」程度に思っておけばいいと思うのですが、それを許さない方も少なからずいるようで、評点操作や悪意のあるレビューなど、喧しい話題を提供し続けているのは周知の通りです。

 どちらにしても、まずは確固たる自身の価値観を確立してから、他者が行う評価を柔軟に受け入れるべきで、「まず他者の評価ありき」でしか良し悪しや好悪を判断できないのであれば、それはまさしく『時計じかけのオレンジ』でしかないと思うのは、私だけではないと思います(笑。

 と、いうわけでロッテントマトの「トマトメーター」によるランキングです。人気作であればあるほど分母が多くなり、その分メーターが低く出るのではないかと推察できますが、それにしてもアメリカ人の『博士の異常な愛情』好きにはびっくりしますね。

第10位『シャイニング』86%

第9位『時計じかけのオレンジ』90%

第8位『フルメタル・ジャケット』91%

第7位『バリー・リンドン』93%

第6位『2001年宇宙の旅』93%

第5位『ロリータ』95%

第4位『突撃』95%

第3位『スパルタカス』96%

第2位『現金に体を張れ』97%

第1位『博士の異常な愛情』98%


(引用元:SCREEN RANT:Stanley Kubrick's 10 Best Movies, According To Rotten Tomatoes/2019年10月1日

 他に、有名なYouTobeチャンネルである、Watch Mojo.comでも同様のトップ10ランキングがありましたので、こちらもご紹介します。これはあくまでMojoの主観なので、参考程度にどうぞ。



情報提供:Akoさま