source: KUBRICK.blog.jp|スタンリー・キューブリック
例のセリフが飛び出すと見せかけて・・・「この場合、なんて言えばいいんだ? くそくらえ!」(笑。
この『チャイルド・プレイ/チャッキーの種』、清々しいまでのお下劣さとチープなグロさに笑わさせていただきました。特に「生首がダイハード」は爆笑モノです。制作年は2004年ですが、昨今の異常なまでの「マイノリティ忖度」や「#ME TOO忖度」など微塵もない、振り切ったセリフやシチュエーションが面白かったです。全編に漂うカルト臭もとっても好感。ピーター・ジャクソン監督と聞いて『ロード…』ではなく『バッド・テイスト』(劇場まで観に行きましたよ、ええ)を思い出すような管理人にとって、この程度のグロは全然許容範囲です。
この『チャイルド・プレイ』シリーズ、管理人は第1作しか観ていませんのでこのパロディは知りませんでした。調べてみると続編も数多くリリースされていて、そういえば昨年リメイク(リブート)され話題になっていました。それにしてもこのチャッキーを始め、ジェイソン、ギズモ、フレディ、ペニーワイズ・・・これら現在まで語られるホラーやスプラッター映画のアイコンのことごとくが、1980年代発祥というのはとても興味深い事実です。もちろん『シャイニング』のジャックや双子の少女もそうですね。最近は1980年代回顧がそれとなくブームになっていますが、その時代をリアルタイムで過ごした管理人にしてみれば、黒歴史をほじくり返されているような気がして、ちょっとこそばゆい思いをしています(笑。
そういえば前述の『バッド・テイスト』も80年代ですね。『時計じかけのオレンジ』はよく「カルト」と言われるのですが、「カルトってそんなに甘いもんじゃないよ」っていっつも思ってしまいます。まあ、人格を疑われるのでおおっぴらには言いませんが。ですので、この『チャイルド・プレイ』のような「振り切った映画」をとっても面白がってしまうのは、エログロカルトが現在より普通だった1980年代育ちが悪かったせい・・・ということにしておいてください(笑。
情報提供:heyさま