2015年4月27日月曜日

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source: KUBRICK.blog.jp|スタンリー・キューブリック



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 「X‐rated」、それは成人向けに指定されてしまったコンテンツで、普通ならハードコアのポルノ映画がそれにあたります。しかし、世の中には劇場で公開されるポルノではない映画でも、「X‐rated」になってしまったものがゴロゴロ存在するのです。
そこで今回は、成人向けSF/ファンタジー映画の名作を16作品ご紹介。もちろん、この記事の閲覧も成人の方のみでお願いします!

〈中略〉

■『時計じかけのオレンジ』(1971年)

 スタンリー・キューブリック監督による傑作ですが、暴力とセックスのシーンがとても多く、1971年の公開時に映画史上初のX指定を受けてしまいました。その後レーティングの区分けが細かくなり、ポルノ業界が自主的に好んでX指定を付けるようになったため、1973年には編集無しにR指定へ下がったという経緯があるそうです。

 動画は、政府が主人公アレックスを洗脳して、女体に触れようとすると吐き気を催すようにした成果を披露するシーン。そこには当然のように女性のオッパイが登場します。この映画が公開された後、イギリスで少年が浮浪者を殺害する事件が起こりましたが、それは少年がこの映画の話を聞いて影響を受けたことがわかり、監督のもとへ数多の脅迫状が届いたそうです。結果、我が身と家族の安全を心配した監督からの要請により、上映が禁止されたというエピソードもあります。

(以下リンク先へ:KOTAKU JAPAN/2015年4月25日




 物議を醸す作品を多く撮っていたキューブリックにとって、このレイティング(視聴制限)は常に悩みのタネでした。『時計…』については、そのエロで暴力的な内容から厳しいレイティングが予想され、そんなに多くの映画館でかからないだろうと判断、かなり厳しく予算を設定したのではないかと思っています。マルコムはそんなキューブリックをケチだと批判していますが、それはちょっと違うと思います。現に『2001年…』では金を湯水の如く使っていますし、『アイズ…』も6500万ドルという大金を投入しています。要するに早く出資者に利益を還元したいがための現実的な判断という事でしょう。利益を出さないと映画を自由に撮れなくなってしまいますから。

 他の作品ですが、ファンタジーというよりホラーな作品も混ざっていますね。メジャーなものは置いといて『ランディー・ザ・エレクトリック・レディー』はちょっと面白い。キューブリックはテリー・サザーンの「イカレっぷり」を評価して『博士…』の脚本に抜擢しましたが、実際かなりイカれた人だったらしく、しょっちゅう葉っぱをやっているような正真正銘のビートニクだったそう。そのサザーンがキューブリックに撮らせようと持ち込んだポルノ企画『ブルー・ムービー』はクリスティアーヌの鶴の一声でお蔵入りになりましたが、「ポルノを撮る」という野望は一応『アイズ…』で結実することになります。

 『スルー・ザ・ルッキング・グラス』『ナイトドリームズ』『カフェ・フレッシュ』はamazonに取り扱いがありませんでしたが、その他はリンク先を参照ください。グリーナウェイ、サム・ライミ、バーホーベン、クローネンバーグとエロでグロな方々の作品がゾロゾロと・・・。キューブリックもお仲間だろって? まあ、エロなのは否定はしません(笑。


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