source: 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
呪怨 -ザ・ファイナル- [Blu-ray] [Blu-ray]
(ショートバージョン)
小学校教師をしている妹・結衣が失踪したと知らされた姉の麻衣は、結衣が頻繁に“佐伯俊雄”という不登校の生徒の家を訪れていたことを知る。手がかりを得るために佐伯俊雄の居場所を捜索し始めるが、その日から不可解な出来事が起こり始める…。
ジャパニーズ・ホラーを代表する人気シリーズがついにファイナルを迎える「呪怨 ザ・ファイナル」。立場上、ネタバレはできないのだが、ほんとにこれで終わりでいいのか?!いいかげんすぎやしないか?!呪われた家は取り壊されてすでにない。それでも強い怨念は彷徨い続け、呪いは継続する。前作の主役・佐々木希が生気のない表情で怪演するのはちょっと見どころだが、何しろ、ファイナルだというのに映画全体に華と迫力がないのだ。シリーズの特徴である、バラバラの時系列が最後につながる面白さもないし、今回の主役ともいえる俊雄くんの登場もスープの中など、これではまるでギャグだ。伽椰子のカタカタいう声や階段の昇降、白塗りの俊雄といった演出に、もはや観客が慣れきってしまったのかもしれないが、さっぱり怖くないというのはホラー映画としていかがなものか。ハリウッド・リメイクまでされた名作ホラーの終焉がこれでは、あまりに哀しい。
ジャパニーズ・ホラーを代表する人気シリーズがついにファイナルを迎える「呪怨 ザ・ファイナル」。立場上、ネタバレはできないのだが、ほんとにこれで終わりでいいのか?!いいかげんすぎやしないか?!呪われた家は取り壊されてすでにない。それでも強い怨念は彷徨い続け、呪いは継続する。前作の主役・佐々木希が生気のない表情で怪演するのはちょっと見どころだが、何しろ、ファイナルだというのに映画全体に華と迫力がないのだ。シリーズの特徴である、バラバラの時系列が最後につながる面白さもないし、今回の主役ともいえる俊雄くんの登場もスープの中など、これではまるでギャグだ。伽椰子のカタカタいう声や階段の昇降、白塗りの俊雄といった演出に、もはや観客が慣れきってしまったのかもしれないが、さっぱり怖くないというのはホラー映画としていかがなものか。ハリウッド・リメイクまでされた名作ホラーの終焉がこれでは、あまりに哀しい。
【30点】
(原題「呪怨 ザ・ファイナル」)
(日本/落合正幸監督/平愛梨、桐山漣、おのののか、他)