2015年11月11日水曜日

衝撃の結末の映画とは:露映画「草原の実験」

source: 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評


ひとりごと今日は、ちょっと気分を変えてレビューというより、ひとりごとです。(なので点数はなしね 笑w)

ラストにビックリ!の映画といえば、やっぱり元祖は「シックス・センス」。もちろん今では、あの映画の結末は多くの人が知っているし、衝撃の結末の映画はそれより前にもたくさんありました。「シックス・センス」と同じく“実は主人公は●んでいた”というオチでは、ティム・ロビンス主演の「ジェイコブス・ラダー」の方が先なんですから。

ただ、一部の映画ファンだけでなく多くの人が鑑賞した大ヒット作という意味での衝撃度は、「シックス・センス」がズバ抜けています。やっぱり映画は見てもらってナンボですし(笑)。その後の映画のキャッチコピーに“あの「シックス・センス」を超える衝撃のラスト…”という文言が多く使われていることからも、エポック・メイキング的映画だったことが分かりますよね。

そんな中、ロシア映画「草原の実験」の結末の衝撃は、近年ではダントツかも。青春ラブ・ストーリーでありながら、社会派メッセージもあるという稀有な映画で、セリフを排した詩的な演出は、映画というより写真集をめくっているかのよう。ヒロインを演じるエレーナ・アンは、韓国とロシアの血をひいた超絶美少女です。穏やかな草原の風景の中、少女1人と少年2人の淡い恋模様が描かれ、そして文字通り、ラストに衝撃が~~っ!!

ネタバレ禁止なので物語の詳細は語りません。原題「ISPYTANIE」は「TEST」という意味(これまた、いろいろな意味があって深い言葉)で、英題だと「The Test」になってますね。邦題「草原の実験」の意味は、ラストで腑に落ちるはずです。実話をベースにしているというこの短い作品(約90分)は、東京国際映画祭でも話題を呼びました。上映館が悲しくなるほど少ないので、鑑賞するチャンスは限られますが、DVD化されると思うので、良かったら見てみてください。タルコフスキーの後継者と呼ばれるアレクサンドル・コット監督、ただものじゃないですね。次回作に注目です!

(出演:エレーナ・アン、ダニーラ・ラッソマーヒン、カリーム・パカチャコフ、他)
(2014年/ロシア/アレクサンドル・コット監督/原題「ISPYTANIE」)

この美少女ぶりを見よ! 女優を続けるかどうかは未定らしいです。
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草原の実験@ぴあ映画生活