source: 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
実はベスト・ムービーより気合が入るのがワースト・ムービー選び。振り返ってみると、まぁ、例年のことながら、充実していることよ…(汗)。正直、言いたいことがありすぎて、的(まと)が絞りきれません。それなのに、ここに上がってくる作品数が少ない理由は、ある程度、メジャーな映画にしぼっているから。だって、いつ公開されたかさえ知られてないような、小さな作品に文句や悪口言っても張り合いがありませんものねぇ…(苦笑)。
外国映画、日本映画、いっきにいきます!
◆ワースト・ムービー:外国映画部門
【1位】「ジュピター」
【1位】「ジュピター」
【2位】「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」
【3位】「踊るアイラブユー♪」
(以下順不同)
「死霊高校」「カイト/KITE」「ファンタスティック・フォー」「アニー」「レフト・ビハインド」
ウォシャウスキー姉弟監督による「ジュピター」は、「マトリックス」の劣化版のような内容でガッカリ。自らの傑作「マトリックス」の呪縛なのか…と思うと、ますます哀れを誘います。セクシーと評判の「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」は、いまさら感満載のソフトSMエロティック・ムービーだし、英国版ミュージカルの「踊るアイラブユー♪」は、いくらなんでもダサすぎでしょ!
◆ワースト・ムービー:日本映画部門
【1位】「ギャラクシー街道」
【2位】「王妃の館」
【3位】「ストレイヤーズ・クロニクル」
(以下順不同)
「みんな!エスパーだよ!」「エイプリルフールズ」「恋するヴァンパイア」
もうダントツ!他の追随を許さない!ガッカリ度MAX!ってことで、迷わず「ギャラクシー街道」がワースト・ワン。きっと三谷監督ご自身も失敗したのはわかっているはず。この人の才能を知っているだけに、ファンの期待を裏切った罪は大きい。次回作で挽回していくれなきゃ許しませんから!
めんどくさいのであげてませんが、青春胸キュンムービーと称する一連の映画(「ストロボ・エッジ」「ヒロイン失格」「orange オレンジ」etc.)などのマンネリ感も気になります。
あ~、思い出したくない…、っていうか、完全に忘れている作品もあって、思わず、これどんな内容だったっけ…と調べなおしたり。これって、特に外国映画に関しては、邦題のつけ方にも問題がある気がしますね(本国からの要請など、いろいろルールやしばりがあるのはわかりますが…)。