source: 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
感染するとゾンビ化する壊死性ウイルスが爆発的に流行する近未来のアメリカ。片田舎の町で暮らす16歳のマギーも感染し、社会から隔離された特別病棟に収容される。彼女の父ウェイドは、可能な限り娘を手元に置こうと隔離命令を拒否し、家に連れ帰る。しかしマギーの苦痛に満ちた変化は徐々に進行していき、ウェイドは苦しむ娘をなす術もなく見守るしかない。決断の時は迫っていたが…。
アクションスターのアーノルド・シュワルツェネッガーが主演するゾンビ映画「マギー」。おそらくほとんどの観客は、ゾンビと戦い、世界を救うヒーローのシュワを期待するだろうが、本作はいわゆるアクション映画ではない。ゾンビも登場するにはするが、戦いの場面はほとんどない。ではシュワはいったい何をしているのか?本作ではゾンビ化していく娘を見守ることしかできず苦悩し葛藤するシリアスな父親を、静かに熱演していて、演技に徹しているのだ。これはなかなか斬新である。マギーを演じるアビゲイル・ブレスリンは、名子役から、今、大人の女優へと変化する、難しい年齢だが、本作では安定の演技を見せていて、特殊メイクでの変化もサマになっている。ゾンビ映画は、根強い人気を誇るジャンルで、近年では、ホラーだけでなく、コメディー、恋愛、友情と、バラエティーに富んだ演出で楽しませてくれる。本作は親子愛とともに、ゾンビ化していく“死”と向きあう難病ものととらえていいだろう。ウン、これは新しい。とはいえ、ファンはやっぱり戦うアクションスターのシュワを求めているんだろうなぁ…。苦悩する父親の姿に、時に目頭が熱くなるが、やっぱり地味すぎて物足りなさが残る。
アクションスターのアーノルド・シュワルツェネッガーが主演するゾンビ映画「マギー」。おそらくほとんどの観客は、ゾンビと戦い、世界を救うヒーローのシュワを期待するだろうが、本作はいわゆるアクション映画ではない。ゾンビも登場するにはするが、戦いの場面はほとんどない。ではシュワはいったい何をしているのか?本作ではゾンビ化していく娘を見守ることしかできず苦悩し葛藤するシリアスな父親を、静かに熱演していて、演技に徹しているのだ。これはなかなか斬新である。マギーを演じるアビゲイル・ブレスリンは、名子役から、今、大人の女優へと変化する、難しい年齢だが、本作では安定の演技を見せていて、特殊メイクでの変化もサマになっている。ゾンビ映画は、根強い人気を誇るジャンルで、近年では、ホラーだけでなく、コメディー、恋愛、友情と、バラエティーに富んだ演出で楽しませてくれる。本作は親子愛とともに、ゾンビ化していく“死”と向きあう難病ものととらえていいだろう。ウン、これは新しい。とはいえ、ファンはやっぱり戦うアクションスターのシュワを求めているんだろうなぁ…。苦悩する父親の姿に、時に目頭が熱くなるが、やっぱり地味すぎて物足りなさが残る。
【50点】
(原題「MAGGIE」)
(アメリカ/ヘンリー・ホブソン監督/アーノルド・シュワルツェネッガー、アビゲイル・ブレスリン、ジョエリー・リチャードソン、他)
(アクション度:★☆☆☆☆)
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・マギー@ぴあ映画生活