source: 映画.net
1: casillas ★@\(^o^)/ 2016/02/09(火) 22:56:54.80 ID:CAP_USER*.net
ジョージ・ミラー監督の渾身作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が「第88回アカデミー賞」の作品賞を含む10部門にノミネートされ話題になっている。
1979年に約35万ドルという低予算で制作され、B級映画と位置づけられたアクションシリーズ。その最新作が、歴史ある「アカデミー賞」の作品賞の栄冠を手にすることはできるのだろうか……。
● 世界中で絶賛された『マッドマックス』最新作
2015年5月にアメリカで『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が公開されると、大迫力の逃走劇と劇中に登場するキャラクター造詣の深さから、ファンばかりではなく映画関係者、批評家たちから大絶賛の声が上がった。
世界中で『マッドマックス』フィーバーが巻き起こり、世界興収3億7000万ドル超という数字を叩きだした。
日本でも15年6月20日に公開されると、圧倒的な映像表現や「ただ行って帰ってくるだけ」というシンプルなストーリーながら、スクリーンに映し出されるキャラクターの心情や想いがにじみ出てくる演出に、多くの映画ファンが舌を巻いた。
“爆音上映”や“V8上映”など上映方法も個性的でリピーターも続出した。
映画関係者からも絶大な支持を受け、映画『進撃の巨人』の樋口真嗣監督や、『バクマン。』の大根仁監督、松江哲明監督、谷垣健治アクション監督などが絶賛コメントを寄せた。
第89回キネマ旬報・外国映画ベストテンで1位になったかと思えば、映画監督としても活躍するビートたけしが審査委員長を務める「第25回東京スポーツ映画大賞」で外国作品賞を受賞するなど、読者層がまったく違うと思われる媒体で高い支持を受けたことに本作の魅力が垣間見える。
● アカデミー作品賞は保守的 「ミッション・インポッシブル」も“完全無視”
では、そんな『マッドマックス 怒りのデス・ロード』だが、アカデミー賞で作品賞を受賞する可能性はあるのだろうか?
ハリウッド事情に詳しい映画ライターは「厳しいと思います」と即答すると、こう続ける。
「撮影賞や音響編集賞、視覚効果賞、美術賞などは十分可能性はあると思いますが…、
やはりアカデミー作品賞は保守的なイメージがあります。アクションやコメディ、
下品な描写がある作品は敬遠されがちで、大ヒットしたアクション大作の『ミッション・インポッシブル』シリーズなども“完全無視”されていますよね」とその理由を挙げる。
確かに『マッドマックス』は派手なアクションに、やや下品(?)と思われる描写がある。しかし、本作は現実にノミネートされ、オスカー受賞の権利を得た。
「興行的な部分をあまり考慮に入れないと、アカデミー賞自体の存在意義を問題視する声が上がってしまうので、近年は幅広い作品がノミネートされる傾向にはなっています。
でも、あくまで作品賞でのノミネートは数合わせ的なもので……」(同映画ライター)と否定的だ。
1979年に約35万ドルという低予算で制作され、B級映画と位置づけられたアクションシリーズ。その最新作が、歴史ある「アカデミー賞」の作品賞の栄冠を手にすることはできるのだろうか……。
● 世界中で絶賛された『マッドマックス』最新作
2015年5月にアメリカで『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が公開されると、大迫力の逃走劇と劇中に登場するキャラクター造詣の深さから、ファンばかりではなく映画関係者、批評家たちから大絶賛の声が上がった。
世界中で『マッドマックス』フィーバーが巻き起こり、世界興収3億7000万ドル超という数字を叩きだした。
日本でも15年6月20日に公開されると、圧倒的な映像表現や「ただ行って帰ってくるだけ」というシンプルなストーリーながら、スクリーンに映し出されるキャラクターの心情や想いがにじみ出てくる演出に、多くの映画ファンが舌を巻いた。
“爆音上映”や“V8上映”など上映方法も個性的でリピーターも続出した。
映画関係者からも絶大な支持を受け、映画『進撃の巨人』の樋口真嗣監督や、『バクマン。』の大根仁監督、松江哲明監督、谷垣健治アクション監督などが絶賛コメントを寄せた。
第89回キネマ旬報・外国映画ベストテンで1位になったかと思えば、映画監督としても活躍するビートたけしが審査委員長を務める「第25回東京スポーツ映画大賞」で外国作品賞を受賞するなど、読者層がまったく違うと思われる媒体で高い支持を受けたことに本作の魅力が垣間見える。
● アカデミー作品賞は保守的 「ミッション・インポッシブル」も“完全無視”
では、そんな『マッドマックス 怒りのデス・ロード』だが、アカデミー賞で作品賞を受賞する可能性はあるのだろうか?
ハリウッド事情に詳しい映画ライターは「厳しいと思います」と即答すると、こう続ける。
「撮影賞や音響編集賞、視覚効果賞、美術賞などは十分可能性はあると思いますが…、
やはりアカデミー作品賞は保守的なイメージがあります。アクションやコメディ、
下品な描写がある作品は敬遠されがちで、大ヒットしたアクション大作の『ミッション・インポッシブル』シリーズなども“完全無視”されていますよね」とその理由を挙げる。
確かに『マッドマックス』は派手なアクションに、やや下品(?)と思われる描写がある。しかし、本作は現実にノミネートされ、オスカー受賞の権利を得た。
「興行的な部分をあまり考慮に入れないと、アカデミー賞自体の存在意義を問題視する声が上がってしまうので、近年は幅広い作品がノミネートされる傾向にはなっています。
でも、あくまで作品賞でのノミネートは数合わせ的なもので……」(同映画ライター)と否定的だ。
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