source: KUBRICK.blog.jp|スタンリー・キューブリック
不朽の名作「ローマの休日」の脚本家、故ダルトン・トランボさんの生涯を描いた「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」の特報とポスタービジュアルが公開された。
(以下リンク先へ:映画.com ニュース/2016年3月18日)
『スパルタカス』でキューブリックと揉めに揉めたダルトン・トランボの映画が今年7月に公開されるそうです。まあ、こんな人の生涯まで映画化するしかないほどハリウッドはネタ切れなんでしょうか?だいたいハリウッドの赤狩りなんて今の日本人にはどうでもいい話ですもんね。団塊世代には懐かしい昔話ですが、若い人には「赤狩り」の言葉すら意味不明でしょう。ヒットする要素は皆無に思えるんですが。本国の予告編にはカーク・ダグラスが登場し『スパルタカス』のワンシーンも再現されていますが、IMDbにはキューブリックの名前がないのでさらっと触れるだけでしょうかね。
この「ハリウッドの赤狩り」と「ハリウッド・テン」の話は興味がある方にはとても面白い話なのですが、共産主義の理想が瓦解した今となっては古いネタのギャグとしか思えません。「私がスパルタカスだ!」ならぬ「私がトランボだ!」で映画を締めくくっていただければもう言うことはありませんけど(笑。
まあ、ちょっと心配になったのはハリウッドがキューブリックの生涯を映画化しないかという危惧。ハリウッドの「付き合い」に背を向けて我が道を貫いたキューブリックをハリウッドが好意的に描くとは思えませんので、是非ともやめていただきたい。でもトランボの生涯が映画化されるこのご時世。映画化されたらやっぱり・・・観に行っちゃうんだろうなあ。
因みに『ジョニーは戦場に行った』と『ローマの休日』は管理人がとっても好きな作品なので念のため。