source: 映画.net
1: Egg ★@\(^o^)/ 2016/03/02(水) 15:25:07.37 ID:CAP_USER*.net
春にかけて公開される邦画には、相変わらずマンガ原作ものが多い。
『珍遊記』(公開中)『ちはやふる<上の句>』『僕だけがいない街』(3月19日公開)『暗殺教室~卒業編~』(3月25日公開)『アイアムヒーロー』(4月23日公開)など、原作人気が高い話題作が目白押しだ。
こうした作品では原作ファンの賛否が分かれるのも常だが、ここ最近では実写化に当たって、原作の後追いでも改変でもなく、物語を連動させながら並行して公開する新たなメディアミックスが試みられている。
◆人気マンガの実写化で生じるジレンマ
人気マンガの映画化が多い大きな理由は、原作ファンが足を運んでくれるのを見込んでのもの。
その一方、原作ファンほど映画化への評価が厳しいというジレンマも生まれている。
その辛口評価のひとつは、キャラクターと演じる俳優のイメージのギャップに向けられるが、もうひとつ大きいのはストーリーやエンディング。
原作に忠実な実写化を図っても、単行本10数巻に渡る物語を、映画で2部に分けたとしても計4時間ほどですべて描くのは難しい。
いくつかのエピソードを省くのはやむをえないが、原作ファンが観れば、お気に入りの名場面がないともの足りなく感じるであろうし、登場するキャラクターの人物像がしっかりと描ききれていなければ不満も残るだろう。
また、原作が連載中の場合は映画独自の結末が用意されるが、これも原作ファンには消化不良になりがち。
昨年、前後編で公開された実写『進撃の巨人』は一部人気キャラクターが登場しなかったうえ、映画オリジナルキャラクターが大きく関与した結末に。
それだけが要因ではないが、興収は前編の32.5億円に対して後編は16.8億円。
原作は発行部数が累計5000万部を越えるメガヒットにも関わらず、興収予想を大きく下回った。
そんななかで、原作の連載終了に合わせて映画版を公開する流れが生まれ始めた。
昨年12月公開の『orange』は、高野苺氏による原作が『月刊アクション』連載中の4月に映画化を告知。
7月にはメインキャストが土屋太鳳に山崎賢人と発表された。
そして、原作は8月25日発売号で最終回を迎える。
映画はその結末を踏まえて3ヶ月半でスピード撮影。単行本最終巻の11月発売を経て、年末の映画公開に至った。
作品そのものの良さがあるのはもちろんだが、そんな展開の相乗効果での盛り上がりもあり、映画は興収20億円を越え、ロングランでヒットを続けた。
物語の結末も原作通りで、原作終了の余韻が残るなか、その空気感が生かされた実写化となり、原作ファンからおおむね好評を得た。
土屋と山崎の好演も含め、原作と映画版の良い形でのシンクロが実践された。
2以降につづく
http://www.oricon.co.jp/news/2067755/full/
『珍遊記』(公開中)『ちはやふる<上の句>』『僕だけがいない街』(3月19日公開)『暗殺教室~卒業編~』(3月25日公開)『アイアムヒーロー』(4月23日公開)など、原作人気が高い話題作が目白押しだ。
こうした作品では原作ファンの賛否が分かれるのも常だが、ここ最近では実写化に当たって、原作の後追いでも改変でもなく、物語を連動させながら並行して公開する新たなメディアミックスが試みられている。
◆人気マンガの実写化で生じるジレンマ
人気マンガの映画化が多い大きな理由は、原作ファンが足を運んでくれるのを見込んでのもの。
その一方、原作ファンほど映画化への評価が厳しいというジレンマも生まれている。
その辛口評価のひとつは、キャラクターと演じる俳優のイメージのギャップに向けられるが、もうひとつ大きいのはストーリーやエンディング。
原作に忠実な実写化を図っても、単行本10数巻に渡る物語を、映画で2部に分けたとしても計4時間ほどですべて描くのは難しい。
いくつかのエピソードを省くのはやむをえないが、原作ファンが観れば、お気に入りの名場面がないともの足りなく感じるであろうし、登場するキャラクターの人物像がしっかりと描ききれていなければ不満も残るだろう。
また、原作が連載中の場合は映画独自の結末が用意されるが、これも原作ファンには消化不良になりがち。
昨年、前後編で公開された実写『進撃の巨人』は一部人気キャラクターが登場しなかったうえ、映画オリジナルキャラクターが大きく関与した結末に。
それだけが要因ではないが、興収は前編の32.5億円に対して後編は16.8億円。
原作は発行部数が累計5000万部を越えるメガヒットにも関わらず、興収予想を大きく下回った。
そんななかで、原作の連載終了に合わせて映画版を公開する流れが生まれ始めた。
昨年12月公開の『orange』は、高野苺氏による原作が『月刊アクション』連載中の4月に映画化を告知。
7月にはメインキャストが土屋太鳳に山崎賢人と発表された。
そして、原作は8月25日発売号で最終回を迎える。
映画はその結末を踏まえて3ヶ月半でスピード撮影。単行本最終巻の11月発売を経て、年末の映画公開に至った。
作品そのものの良さがあるのはもちろんだが、そんな展開の相乗効果での盛り上がりもあり、映画は興収20億円を越え、ロングランでヒットを続けた。
物語の結末も原作通りで、原作終了の余韻が残るなか、その空気感が生かされた実写化となり、原作ファンからおおむね好評を得た。
土屋と山崎の好演も含め、原作と映画版の良い形でのシンクロが実践された。
2以降につづく
http://www.oricon.co.jp/news/2067755/full/
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