source: 映画.net
1: かばほ~るφ ★@\(^o^)/ 2016/04/04(月) 10:51:55.44 ID:CAP_USER*.net
中国企業が日本漫画の「映像化権」を続々と取得!その背景にあるのは…
4月4日(月)10時30分配信
日本漫画の出版を規制する中国で、日本の人気漫画の映像化権を取得する企業が増えている。
中国の制作会社は、漫画の主人公や舞台を中国バージョンに変えてローカライズ。
“国産”ドラマや映画として放送する。
(村島有紀)
新田たつおさんの漫画『静かなるドン』は、全108巻4500万部の大ヒット作。
昼間はさえないサラリーマン、夜は1万人の子分をもつ暴力団総長の物語だ。
1月に映像化権を取得した浙江省の企業が、20世紀前半の同国を舞台に
中国人マフィアのボスが活躍する実写ドラマを制作し、年内に全土で放映予定という。
映像化権を仲介したクリーク・アンド・リバー社(東京都千代田区)の伊藤武士さんは
「13億の人口を抱える中国市場はコンテンツの輸出先として魅力的。
映像化権の販売額はアジアで最も高額で、関心を示す原作者も増えている」と話す。
元編集者らでつくる作家エージェント「コルク」(渋谷区)も昨年、
三田紀房さんの大ヒット漫画『ドラゴン桜』のドラマ化を上海のコンサルタントグループ
「IP FORWARD」を通じて、中国電子商取引最大手のアリババグループに認めるライセンス契約を締結。
中国が舞台になるため、目指すのは東大ではなく精華大など中国のトップクラスの大学になりそうだ。
また、ドラマに登場するグッズや受験関連書籍などの販売も検討する。
久住昌之さん原作の漫画『孤独のグルメ』も台湾を舞台にした中国版にリメークされ、昨年ネット配信された。
背景にあるのは、“コンテンツバブル”とも呼ばれる旺盛な映画・ドラマ制作活動。
中国の映画興行収入は間もなく米国を超えるといわれるだけでなく、
中国のケーブルテレビのチャンネル数は百を越え、
インターネットでの映像配信やオンラインゲームなど、
世界一のコンテンツ消費国になりつつある。
ただ、同国内には良質なシナリオとなる原作が少なく、
海外から小説や漫画のリメーク権を買い取ることで
コンテンツ不足を補っているのが現状だ。
講談社の海外版権担当者は「昨年の夏頃から、日本の小説や漫画を
原作に映画を作りたいという申し入れが増えている」と明かす。
中国ではハリウッド映画の人気が高いが、中国政府は一方で、海外映画の上映数に上限を設けるなどして、映像文化の国産化を図っている。
さらに厳しいのは、漫画の出版だ。
中国の出版検閲により、日本の漫画が正規で新たに出版されるのは年間1、2タイトルとされる。
また、唯一、日本のコンテンツをそのまま配信できる正規のルートだったインターネットによる動画配信も、2014年9月以降、突然規制され、
『進撃の巨人』や『寄生獣』、『黒執事』など、性的、暴力的と判断された30以上の人気アニメが閲覧できなくなった。
コンテンツの国際商取引に詳しい遠藤誠弁護士は「中国は海外からの文化流入を規制しているが、ローカライズされた完成品は中国産となり政治の影響は受けにくくなる。
しかし、映像作品の人気が出ればグッズやゲーム化などの派生も考えられ、日本側は原作の契約料を得るだけでいいのかよく考える必要がある」
と指摘する。
Yahoo!ニュース(産経新聞 4月4日(月)10時30分配信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160404-00000511-san-ent
4月4日(月)10時30分配信
日本漫画の出版を規制する中国で、日本の人気漫画の映像化権を取得する企業が増えている。
中国の制作会社は、漫画の主人公や舞台を中国バージョンに変えてローカライズ。
“国産”ドラマや映画として放送する。
(村島有紀)
新田たつおさんの漫画『静かなるドン』は、全108巻4500万部の大ヒット作。
昼間はさえないサラリーマン、夜は1万人の子分をもつ暴力団総長の物語だ。
1月に映像化権を取得した浙江省の企業が、20世紀前半の同国を舞台に
中国人マフィアのボスが活躍する実写ドラマを制作し、年内に全土で放映予定という。
映像化権を仲介したクリーク・アンド・リバー社(東京都千代田区)の伊藤武士さんは
「13億の人口を抱える中国市場はコンテンツの輸出先として魅力的。
映像化権の販売額はアジアで最も高額で、関心を示す原作者も増えている」と話す。
元編集者らでつくる作家エージェント「コルク」(渋谷区)も昨年、
三田紀房さんの大ヒット漫画『ドラゴン桜』のドラマ化を上海のコンサルタントグループ
「IP FORWARD」を通じて、中国電子商取引最大手のアリババグループに認めるライセンス契約を締結。
中国が舞台になるため、目指すのは東大ではなく精華大など中国のトップクラスの大学になりそうだ。
また、ドラマに登場するグッズや受験関連書籍などの販売も検討する。
久住昌之さん原作の漫画『孤独のグルメ』も台湾を舞台にした中国版にリメークされ、昨年ネット配信された。
背景にあるのは、“コンテンツバブル”とも呼ばれる旺盛な映画・ドラマ制作活動。
中国の映画興行収入は間もなく米国を超えるといわれるだけでなく、
中国のケーブルテレビのチャンネル数は百を越え、
インターネットでの映像配信やオンラインゲームなど、
世界一のコンテンツ消費国になりつつある。
ただ、同国内には良質なシナリオとなる原作が少なく、
海外から小説や漫画のリメーク権を買い取ることで
コンテンツ不足を補っているのが現状だ。
講談社の海外版権担当者は「昨年の夏頃から、日本の小説や漫画を
原作に映画を作りたいという申し入れが増えている」と明かす。
中国ではハリウッド映画の人気が高いが、中国政府は一方で、海外映画の上映数に上限を設けるなどして、映像文化の国産化を図っている。
さらに厳しいのは、漫画の出版だ。
中国の出版検閲により、日本の漫画が正規で新たに出版されるのは年間1、2タイトルとされる。
また、唯一、日本のコンテンツをそのまま配信できる正規のルートだったインターネットによる動画配信も、2014年9月以降、突然規制され、
『進撃の巨人』や『寄生獣』、『黒執事』など、性的、暴力的と判断された30以上の人気アニメが閲覧できなくなった。
コンテンツの国際商取引に詳しい遠藤誠弁護士は「中国は海外からの文化流入を規制しているが、ローカライズされた完成品は中国産となり政治の影響は受けにくくなる。
しかし、映像作品の人気が出ればグッズやゲーム化などの派生も考えられ、日本側は原作の契約料を得るだけでいいのかよく考える必要がある」
と指摘する。
Yahoo!ニュース(産経新聞 4月4日(月)10時30分配信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160404-00000511-san-ent
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