source: KUBRICK.blog.jp｜スタンリー・キューブリック
このアーティストのプロモーション・ビデオ（PV）の世界では、それこそ数え切れないほどのオマージュがキューブリックやキューブリック作品に捧げられています。それはこの「パロディ・インスパイア・リスペクト・トリビュート」のカテゴリーでも紹介してきましたが、今回はそのまとめとして、まるまる一編全てが1作品のオマージュになっているPVのみを集めてみました。
ミューズ／タイム・イズ・ランニング・アウト（Muse - Time is Running Out）
『博士の異常な愛情』
イギリスを代表するロックバンド、ミューズが2003年に発表した『アブソリューション』からのシングルカット曲。いまや押しも押されぬ国民的ロックバンドに成長しましたが、最初にブレイクしたのがこの頃でした。
マイケル・ジャクソン／スクリーム（Michael Jackson - Scream）
『2001年宇宙の旅』
今更説明不要のマイケル・ジャクソンですが、妹ジャネット・ジャクソンとデュエットした1995年発表のアルバム『HIStory』からのシングルカット曲。監督はマーク・ロマネク。ギネスに「史上最も費用のかかったPV」として認定されているそうです。
レニー・クラヴィッツ／ビリーヴ（Lenny Kravitz - Believe）
『2001年宇宙の旅』
当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったレニー・クラヴィッツが1993年に発表したアルバム『自由への疾走（Are You Gonna Go My Way）』からのセカンドシングル。監督はミシェル・ゴンドリー。
ブラー／ザ・ユニヴァーサル（Blur - The Universal）
『時計じかけのオレンジ』
1995年に発表された4枚目のアルバム『ザ・グレート・エスケープ』からのシングルカット曲。監督はやっぱりマーク・ロマネク。
ロブ・ゾンビ／ネバー・ゴナ・ストップ（Rob Zombie - Never Gonna Stop）
『時計じかけのオレンジ』
2001年に発表したセカンドアルバム『ザ・シニスター・アージ』からのセカンドシングル。再現度は高いですね。PVも自身が監督しているそうです。
テイラー・スウィフト／ブランク・スペース（Taylor Swift - Blank Space）
『バリー・リンドン』
海外では超メジャーな歌姫テイラー・スウィフトの2014年に発表したアルバム『1989』から。『バリ…』に限定するのは難しいほど各キューブリック作品の要素が散りばめられています。監督はジョセフ・カーン。
サーティー・セカンズ・トゥー・マーズ／ザ・キル（Thirty Seconds To Mars - The Kill (Bury Me)）
『シャイニング』
俳優でもあるジャレッド・レトが兄弟らと結成したバンド。2005年に発表されたセカンドアルバム『ア・ビューティフル・ライ』 からの曲。数あるオマージュPVの中で管理人はこれが一番好きです。監督はそのジャレッド・レト。
スリップノット／スピット・イット・アウト（Slipknot - Spit it out）
『シャイニング』
アメリカ・アイオワ州出身のヘビメタ・ミクスチャーバンド、スリップノットが2000年に発表したセカンドシングル。メンバーに死者がでるなど、やたらトラブルの多いバンドですが、現在も元気で活動しているようです。
マッシヴ・アタック／カマコマ（Massive Attack - Karmacoma）
『シャイニング』
イギリス・ブリストル出身のユニットが1994年に発表したセカンドアルバム『プロテクション』収録曲のPV。監督はジョナサン・グレイザー。
オアシス／ドゥー・ユー・ノウ・ホワット・アイ・ミーン（Oasis - D'You Know What I Mean?）
『フルメタル・ジャケット』
1990年代のイギリスを代表するバンド、オアシスの1997年発表のアルバム『Be Here Now』からのファーストシングル。まあこれはロケ地が『フルメタル…』と同じだけですが、ヒューイ・ヘリを用意するあたり狙っているとしか思えませんね。
ケイティ・B／5 AM（Katy B - 5 AM）
『アイズ ワイド シャット』
イギリスのロンドン出身のアーティスト、ケイティ・ビーが2014年に発表したアルバム『Little Red』からの先行シングル。1989年生まれだそうですので、『アイズ…』公開当時はまだ10歳。当然元ネタは知らなかったでしょうね。
名だたるビッグ・ネームがズラリ。改めてキューブリックの影響力の大きさを感じさせます。管理人が調べられたのは以上ですが、他にありましたら掲示板等でお知らせください。