2016年7月24日日曜日

【オマージュ】『博士の異常な愛情』のオマージュも登場するSFサスペンスの傑作『カプリコン・1』のBDがAmazonでベストセラー1位に

source: KUBRICK.blog.jp|スタンリー・キューブリック



カプリコン・1 [Blu-ray](amazon)


 よく勘違いされるのですが『カプリコン・1』は月面着陸ではなく火星着陸です。つまり、月面着陸は実現してしまい、捏造論を映画にするには説得力がなかったので舞台を火星にしたんでしょう。映画の公開は1978年。アポロの月面着陸の最後は17号で1972年。当時月面着陸は日常になりつつあり、大衆の関心も薄れていたことから18号以降の計画はキャンセルされ、その資産はその後のスカイラブ計画に転用されたのはSFや宇宙開発に興味のある人なら誰でも知っている話ですね。

 で、この作品。脚本と監督は後に『2001年…』の続編『2010年』を監督することになるピーター・ハイアムズ。この頃はそんな自身の運命を知る由もなく、本作で無邪気に『博士…』のオマージュをしています(笑。その該当シーンはこちらをどうぞ。

 今観返すといろいろと突っ込みどころ満載ですが、当時はハラハラドキドキしながらTV放映で観た記憶があります。そのTV放映の吹き替え版が収録されたこのBDですが、Amazonの外国のミステリー・サスペンス映画のカテゴリーでベストセラー1位になっているのにはビックリ。それだけBD化を待っていた人が多かったんでしょうね。