2016年10月27日木曜日

【関連記事】スタンリー・キューブリックとウェス・アンダーソンの作品は並べて比較すると実は似ている

source: KUBRICK.blog.jp|スタンリー・キューブリック




〈前略〉

 また、キューブリック監督はフラットアングルのパンでセットを端から端まで、時にはビル全体を写すことが多々あり、「時計仕掛けのオレンジ」や「シャイニング」で幾度となく見られますが、アンダーソン監督も自身の作品で同じ手法を活用しているようです。

(全文はリンク先へ:GIZMODO/2016年8月7日





 うーん、わかっているようなわかっていないような記事。記事は「また」中川真知子さんですね。「フラットアングルのパン」って(横)パンのことですか? キューブリックってそんなにパンって使ってましたっけ? これは元記事がそうなっているので要約しただけのようですが、キューブリックの撮り方の特徴は「ドリー・ショットとズームの多用」、これに尽きると思うのですが。どうやら横移動のドリーショットをパンと勘違いしているようです(パンとは首振りの意味なので、カメラ全体を動かすドリーとは撮れる画が全然違います)。上記の動画もドリーとズームばっかり集めていますしね。わかっていない人が記事を書き、わかっていない人が訳すとこうなるという典型的な「ダメ記事」ですね。

 高倍率のズームアップとズームアウト、横移動や前後移動のドリーショット。それに手持ち撮影での手ぶれや広角レンズでの撮影をポイントポイントで使い、構図はシンメトリックに決める。これで誰でもキューブリックになれます(笑。ぜひお試しあれ。

 ※この動画は以前この記事でご紹介済みですが、GIZMODOさんが改めて記事にしていたので、訂正する意味でも再度採り上げさせていただきました。