2016年11月25日金曜日

【関連記事】『島耕作』の作者・弘兼憲史が「創作の源」映画を語り尽くす

source: KUBRICK.blog.jp|スタンリー・キューブリック



2001年宇宙の旅 [Blu-ray](amazon)



時計じかけのオレンジ [Blu-ray]


 漫画家・弘兼憲史氏は、3年間、松下電器産業で勤務した経験から、漫画『島耕作』シリーズを作り上げた。デビューから40年以上経っても、365日ほぼ無休で働き、年間1400ページを描く。

 その仕事論をまとめた近刊『島耕作も、楽じゃない。~仕事・人生・経営論~』(光文社新書)から、創作の源だという映画論を紹介しよう。

〈中略〉

 私の創作に影響を与えた映画を五本選ぶとすれば──。

 1位は決まっている。スタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』である。キューブリック監督の作品は5位以内にもう一本入る。

『時計じかけのオレンジ』だ。これは5位にランクさせておこう。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:Smart FLASH/2016年11月22日





 弘兼憲史氏といえば、以前この記事で『現金…』を挙げていましたが、「創作に影響を与えた映画」となると王道のこの2作品がランクインするんですね。これは弘兼氏に限らずですが、日本の漫画・アニメなどのサブカル界にキューブリックの与えた影響は多大なものがあると思います。ですが、だからと言ってキューブリック作品をサブカル扱いにするのは違うと思います。稀にカルト扱いする方もいらっしゃいますがそれも違うでしょう。

 キューブリックはハリウッドの超有名なメジャー監督であると同時に、作家性を放棄せず映画を作り続けた唯一の監督です。キューブリックを「ハリウッドの巨大資本とマーケットで自主制作映画を撮った、世界一贅沢なインディーズ監督」と評す方もいらっしゃいますが、全く同感です。もちろんその環境を手にいれるにふさわしい才能の持ち主であり、絶え間ない努力を惜しまなかったのは言うまでもありません。今まではもちろん、これからもこんな監督は二度と現れないでしょう。