2016年12月13日火曜日

【関連記事】100歳になった名優カーク・ダグラス、巨匠キューブリックは「才能豊かなクソ野郎」

source: KUBRICK.blog.jp|スタンリー・キューブリック


kd

 12月9日に100歳の誕生日を迎えた名優カーク・ダグラスが、自身のキャリアを米バラエティのインタビューで振り返った。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:映画com/2016年12月12日




 この記事の元記事はここで紹介済みですが、訳記事を映画comさんが書いていましたので同内容ですがご紹介。

 この「同作の撮影中、終始対立していた2人に対し、一緒にセラピーを受けることをダグラスの妻が提案。そのセラピーで精神科医がキューブリック監督に勧めたのが、「アイズ ワイド シャット」の原作となったアルトゥール・シュニッツラーの小説「夢奇譚」だったという。」の部分がうまく訳せず、スルーしてしまったのですが、そういう意味だったんですね。

 この『アイズ…』の原作を紹介したのは誰か?という話はキューブリックの二番目の妻トーバではないか、など諸説あったのですが、この証言が正しいとするとなかなかのトピックです。ただ、あの小説の内容と二人の確執が精神科医的にどうリンクするのかちょっと理解に苦しみます。他のソースが出てくるまで断定的に考えない方がいいかもしれません。あと、『アイズ…』をカークが「あれは一番ひどい出来だよ」と評するのは予想の範囲内ですね。そういう意味でもこの二人の相性は最悪なんでしょう(笑。

 相性は最悪でも、キューブリックが巨匠の地位を築けたのはこのカーク・ダグラスのおかげであることは間違いありません。そしてそれはキューブリックにとって「乗り越えなければならない壁」であったことも想像に難くありません。もう長い年月が経っていますし、一人はもうすでに鬼籍に入っています。カークには一日でも長く生きて欲しいですね。