2017年3月2日木曜日

【関連記事】~大友啓史が人生と映画について語る~意地悪な人が作った意地悪な映画とは?「この映画が観たい」 ムービープラスで3月放送

source: KUBRICK.blog.jp|スタンリー・キューブリック



時計じかけのオレンジ [Blu-ray]


〈前略〉

 観た時にびっくりしたと話すのは、巨匠スタンリー・キューブリックの代表作「時計じかけのオレンジ」について。「技術も扱っているテーマもすごくて、完璧な映画だと思いました。と同時に、キューブリックはなんて意地悪な視点で映画を作ったんだろうって(笑)。自分が思っているほど世の中は思い通りになんかいかないんだぞって、ものすごい語り口で言われているみたいで、全能感を持っている若造だった自分に冷や水をぶっかけられるような、そんな気持ちになりました。残酷だけど、どこか滑稽で、それをものすごい美意識でぶつけてくる。エンターテインメントとして見せつけてくる凄みを、まざまざと感じました。性善説と性悪説がありますけど、物語は性悪説から作ったほうが面白いんじゃないかな。意地悪な人が意地悪な映画を作るから面白いものが生まれる。そうであれば、僕ももっと意地悪にならなきゃって思いました(笑)」と、自身の映画作りに対する心境の変化についても分析しました。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:時事ドットコム/2017年3月1日




 CS映画専門チャンネル「ムービープラス」でオンエア中の『この映画が観たい』という番組ですが、過去幾度となくキューブリック作品が取り上げられています。今回は映画監督の大友啓史さんが『時計…』をピックアップ。

 この番組でキューブリック作品を取り上げられる方は結構多いので、まとめてみますと

『シャイニング』
永井豪(漫画家)
角田光代(小説家)

『バリー・リンドン』
鈴木敏夫(アニメプロデューサー)

『時計じかけのオレンジ』
大友啓史(映画監督)

『2001年宇宙の旅』
中川翔子(タレント)
片山右京(レーサー)
小島秀夫(ゲームデザイナー)
萩尾望都(漫画家)
板尾創路(芸人)
衣笠祥雄(元プロ野球選手)

となっています。『時計…』は初登場なんですね。ちょっと意外。

オンエアの予定など、番組HPはこちら