source: KUBRICK.blog.jp｜スタンリー・キューブリック
ペンシーンは0:41から。『ファースト・マン』公式サイトはこちら。
『ファースト・マン』は、史上初めて月面を歩いた宇宙飛行士ニール・アームストロングを中心に、1961年から1969年にかけてのNASAのミッションが実話に基づいて描かれた映画で、全米ではこの10月から、日本では2019年2月から公開予定です。
その『ファースト・マン』の予告編には『2001年…』のペンシーンをオマージュしたと思われるシーンが登場します。この映画はニール・アームストロングの伝記に基づいていますので、このようなエピソードが実際にあるのかもしれませんが、製作総指揮が「キューちゃん大好き！」のスピルバーグだけに、なんとなく勘ぐってしまいますね。
この『ファースト・マン』、ある有名なシーンがなかったり、登場する宇宙飛行士がトンデモコメントをしたりして物議を醸しているそうです。もちろんアポロ月面着陸は「人類の偉業」ですが、アメリカのソ連に対する軍事的優位性の誇示も目的のうちに入っていた、というのは有名すぎるくらい有名な話です（いわゆる「スプートニク・ショック」）。ふだんは「USA！USA！」うるさいくせに、こういった「変な気の回し方（またはアカデミー賞欲しい！）」がいかにも反現大統領主義のハリウッドですが、現在の「差異」いびつに気をつかうハリウッドより、1980年代の「アメリカ・イズ・ナンバーワン！」でオラオラしてた頃のハリウッドの方がよっぽど「健全」な気がするのは私だけでしょうかね？