source: KUBRICK.blog.jp|スタンリー・キューブリック
手塚眞氏が語る、手塚治虫とキューブリックとのエピソードは5:07から。
手塚眞氏は過去に幼い頃に父、手塚治虫に連れられて『2001年宇宙の旅』を観に言ったエピソードを語っていましたが、例の「キューブリック手紙事件」に言及したのを初めて見ました。興味深いのは手塚氏自ら「父は『2001年…』から逆影響を受けた」と語っていること。主に宇宙船のデザインなど未来イメージについてですが、それは手塚治虫だけでなく、日本中、いや世界中のクリエーターが影響を受けまくったのは周知の事実です。
その「キューブリック手紙事件」は、長い間「手塚治虫のホラ話」と疑われていました。と、いうのも時系列が合わなかった(手塚治虫の証言通りならキューブリックはまだ『2001年…』の制作に着手していない)からです。それは「【考察・検証】キューブリックが『2001年宇宙の旅』の美術監督を手塚治虫にオファーしたのは本当か?を検証する」の記事で検証した通り、手塚治虫自身が単に1年間違っていただけ、ということを証明してみせました。手紙の中身は焼失してしまいましたが、封筒は現存しているので現在この件を疑う人はいないでしょう。
このラジオ番組「岡村洋一のシネマストリート」は、かわさきFM(79.1MHz)で毎週月曜日13:00~15:00放送だそうです。興味のある方は聴いてみてはいかがでしょうか。