source: KUBRICK.blog.jp|スタンリー・キューブリック
2000年以降に公開されたR15+指定のホラー映画として最大のオープニング記録を樹立し、現在大ヒット公開中の映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』。世界65か国で初登場No.1を記録し、日本国内では早くも興行収入15億円を突破している本作だが、このたび劇中に登場するホラー映画の金字塔へのオマージュシーンが特別に公開された。
〈以下略〉
(全文はリンク先へ:Movie Walker/2019年11月23日)
オマージュした理由は同じ原作者(スティーブン・キング)、同じ配給会社(ワーナー)、『ドクター・スリープ』と公開時期が近い、などの理由が考えられますが、この「Here’s Johnny(お客様だよ!)」のセリフはジャック・ニコルソンのアドリブで、キューブリックの映画版のオリジナルです(原作小説にもTV映画版にも登場しない)。
それだけ「『シャイニング』=キューブリックの映画版」という図式が世界的に完全に定着してしまっている証左なのですが、あれだけキューブリック版をディスっていたキングが、キューブリック版の「アイコン」を自身の小説の映画化の宣伝に利用している(少なくともそれを許容している)姿をキューブリックが見たらなんと言うでしょうね? 皮肉っぽく「どうやらスティーブンはキャデラックにはパワフルなエンジンがついていることに遅まきながら気づいたらしい」くらいのことは言いそうですね(笑。