source: KUBRICK.blog.jp|スタンリー・キューブリック
キューブリック版『シャイニング』でトランス一家が「オーバールック・ホテル」へ向かうシーン。
スティーブン・キングが監修したTVドラマ版『シャイニング』で同じくトランス一家が「オーバールック・ホテル」へ向かうシーン。キャスティングが違うだけだが、同一シチュエーションでも印象がかなり違う。
米ワーナーメディアは現地時間16日、作家スティーヴン・キングの傑作小説「シャイニング」に登場する恐怖のホテルを描くドラマシリーズ「オーバールック(原題) / Overlook」を、新動画配信サービス「HBO Max」向けに製作すると発表した。製作総指揮を務めるのは、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のJ・J・エイブラムスだ。
〈中略〉
また『シャイニング』の前日譚映画『ザ・オーバールック・ホテル(原題) / The Overlook Hotel』が、『わたしを離さないで』のマーク・ロマネク監督によって進行していたが、その後音沙汰がない。
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(全文はリンク先へ:シネマトゥデイ/2020年4月17日)
以前この記事で第一報をお知らせし、その後進捗がないことから完全にボツったと思われていた『シャイニング』の前日譚『オーバールック・ホテル』ですが、映画ではなく動画配信サービス「HBO Max」のコンテンツとして復活するそうです。しかも製作総指揮がJ・J・エイブラムスで。企画が復活した理由は定かじゃありませんが、脚本が出来上がっていてすぐ制作に取りかかれる、ネームバリューのある作品の前日譚なので視聴率が期待できる、などの理由が想像できます。
その『オーバールック・ホテル』の内容ですが、以前こちら記事にした映画版の脚本は「キングの原作から取り除かれたという序章と終章に基づき、ホテルの初代オーナーとなる人物、ボブ・T・ワトソンに迫るものになる」とあります。この「ワトソン」とは、キューブリック版の面接シーンでジャック・ニコルソンの隣に座っていたのが、初代オーナーボブ・T・ワトソンの孫のワトソン。TVドラマ版ではジャックにボイラー室の説明をしていたおしゃべりな親父がワトソンです。そのお祖父ちゃんであるオーナーボブ・T・ワトソンの物語・・・果たしてどうなることになりますことやら。もちろん完全に別脚本になる可能性もありますね。
今のところスティーブン・キングの名前はないようですが、今後何らかの形で参加するかもしれません。そのうちキャスティングやPVが発表になると思いますので、その際にまた記事にしたいと思います。