2015年2月23日月曜日

REC/レック4 ワールドエンド

source: 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評








スペイン発人気パニックホラーシリーズ第4弾「REC/レック4 ワールドエンド」。ついにウィルスの正体みたり!



スペイン・バルセロナのアパートで発生した謎のウイルス流出事件の惨劇で、ただ一人生き残ったTVリポーターのアンヘラは、臨時検疫施設として改造された貨物船に隔離される。船内では、医師リカルテの指揮下で武装した兵士たちが監視の目を光らせ、過剰なまでに厳重なセキュリティ網が敷かれていた。リカルテに不信を抱く軍人グスマンと共に、船に隠された秘密を探ろうとするアンヘラだったが、船内でウィルスが拡散し、発生源と疑われてしまう…。



P.O.V.(ポイント・オブ・ビュー方式の臨場感で話題をさらった人気ホラーシリーズの第4章にして最終章では、海上に浮かぶ船という逃げ場のない場所が舞台。美人レポーター、アンヘラが再び登場する物語は、第2作のラストからスタートする。過去作では、P.O.V.が途中から放棄されるなど、演出にムラがあったが、本作では監視カメラという“目”が有効だ。謎のウィルスによって人類が凶暴化するのを防ぐため、海上の船で検疫が行われているが、閉ざされた場所での感染者との死闘というストーリーは同じ。カメラを通して惨劇をみつめるという手法も同じなので、特に目新しさはない。だが、そもそもウィルスはいったいどこから?という謎の答がついに提示されるのは、スッキリする。監督が第1作のジャウマ・バラゲロ監督に戻ったことからも、シリーズの落とし前をつけるという意味合いなのだろう。戦うヒロイン、マヌエラ・ベラスコは相変わらずタフで美しい。過去作を見ているとより楽しめるが、単体で見ると、意外な人物が生き残るので、サバイバルの予想をするのも一興だろう。

【60点】

(原題「[REC] 4: APOCALYPSE」)

(スペイン/ジャウマ・バラゲロ監督/マヌエラ・ベラスコ、パコ・マンザネド、エクトル・コロメ、他)

(カメラ目線度:★★★★☆)

チケットぴあ



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