2015年5月6日水曜日

和食ドリーム

source: 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評




(ショートバージョン)
東京共同貿易株式会社の社長・金井紀年氏は、半世紀前、アメリカに移住し、寿司は必ず米国人に受け入れられると確信。鮮度の高い食材を流通させながら、和食の魅力を世界にアピールし続けた。金井氏をはじめ、銀座久兵衛、京都菊乃井、Nobuら、名店の主人たちが日本食の本質と魅力を語っていく…。

和食ブームを仕掛けた人々の情熱を追うドキュメンタリー「和食ドリーム」。仕掛け人である金井紀年氏は90歳を超える高齢だが、そのバイタリティーたるやすさまじい。寿司はもちろん鮮度が最重要だが、それはすべての美食に共通すること。アメリカで日本食を浸透させるために、まず食材の流通経路を確保した功績は大きい。登場するのは、全米の和食職人、日本食レストランの関係者、食品流通者など、食に関わるさまざまな人だ。ユネスコの無形文化遺産に登録された和食は、見て美しく、食べて美味しく、しかも健康にもいいと、三拍子揃っている。それを支えているのは、食は神への神事という謙虚なスタンスと、職人の徹底したこだわりなのだ。特に和食のベースである“だし”は、おいしくなるアクを捨ててでも、ピュアなうま味を追求しているのだと初めて知った。食文化へのストイックな情熱。これこそクールジャパンの真髄かもしれない。
【60点】
(原題「和食ドリーム」)
(日本/すずきじゅんいち監督/金井紀年、佐竹洋治、ジョエル・ロブション、他)
(こだわり度:★★★★☆)
チケットぴあ

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