source: KUBRICK.blog.jp|スタンリー・キューブリック
※『ガッチャマン』や『ガンダム』など、日本のアニメに散々パクられた『2001年…』のオープニング。
そしてスタンリー・キューブリックの「2001年宇宙の旅」を引き合いに出し、「あの映画は名作と言われているし僕もたまに観返すけども、クソ面白くない。(一般の観客は)誰が観るかあんなの(笑)。映画として、僕は傑作と思ってません」と“富野節”をさく裂させ笑いを誘う場面も。「『2001年宇宙の旅』のデザインワークとか物語論は極めてユニークだけど、ビジネスになるのかっていうと話が違ってくる。あの作品でこれだけの場所(「ガンダム展」会場)は埋められませんからね」と語る。
(全文はリンク先で:映画ナタリー/2015年7月18日)
御大の『2001年…』コンプレックスが透けて見えるコメントですね。まあ「クソ面白くない」には同意します(笑。『2001年…』の凄さは「面白い、面白くないを超越したところにある」ので。確かに『ガンダム』(ファーストしか知りませんが)は面白いですね。でも「凄く」はないです。SFとしては古今東西の名作SFの切り貼りですからね。まあ未だに人気があるという点は確かに「凄い」ですが。
御大といえば、ファースト『ガンダム』放映当時の「『2001年…』を超えてみせる」発言が有名ですが、富野氏に限らず『2001年…』が日本のアニメやマンガなどのクリエーター達に与えた影響は絶大なものがありました(まあこれは世界中でそうだったのですが)。その影響は大きく分けると二つあって、一つは宇宙と人類の進化の関係などの思想面、もう一つはメカやコンピュータなどのビジュアル面です。
『ガンダム』はその両方に影響を受けていますが、それは・・・ってまあ観れば一目瞭然ですね。上でガンダムを「SF」と書きましたが「ガンダムSF論争」などというものもありましたし、なにかと当時からその歯に衣着せぬ発言で色々物議を醸してきた方ではあります。なので、ここは笑顔でスルーしたいと思います(笑。