source: KUBRICK.blog.jp|スタンリー・キューブリック
※アリフレックス 35 IIc(写真はキューブリック所有のものではありません)
※我が子のように大切にIIcを抱えるキューブリック。
キューブリックが生涯で最も愛用したアーノルド&リヒター社の35mmムービーカメラ「アリフレックス」。その中でもこのIIc(2c)はキューブリックが個人で所有したカメラで、『時計…』から『アイズ…』までの全作品で使用されました。小型で機動性が高く、頑丈で信頼性の高いアリフレックスはカメラを動かしたがるキューブリックにとってまさにうってつけで、キューブリック作品の「動」と「極端なアングル」の部分を担ったまさに「良き相棒」でした。
『2001年…』でかなりの報酬を手にしたのか、まずはマイカメラとしてキューブリックがこのアリフレックスを選択したのは当然の成り行きでしょう。現在世界を巡回中のスタンリー・キューブリック展でも目玉の一つとして展示されていますので、機会がありましたらしかとこの愛機を目に焼き付けておきたいものです。
※フィルム装填の手順を紹介したビデオ。