source: 映画.net
1: casillas ★@\(^o^)/ 2016/01/30(土) 19:27:59.27 ID:CAP_USER*.net
日本の映画料金は世界一高い! と言われることもあるが、果たして事実なのか?
映画大国アメリカの状況と比べてみよう。
10数年前に渡米し、ロサンゼルスで生活をするようになって最初に驚いたのは、映画料金の安さだ。
劇場の種類にもよるが、大体、一般料金が8~10ドル程度、学生なら6ドル代、午前中や夕方前の回(マチネ)であれば4ドル以下というレベル。
地元の老舗映画館は通常3ドル(無料ポップコーン付き)、
マチネで2ドルといった具合で、料金1ドルの“ドル・シアター”なる映画館もある。
スターバックスでラテを1杯買うより安く、とにかく映画に優しい街だと感じた。
その気軽さからか、アメリカにおける映画とは、最も身近で最もイージーな娯楽である。
日本では、念願のデートの約束や久しぶりの友達との再会の目玉になったり、社会人として初めてのボーナスで両親を招待したりと、ちょっと特別感のある映画鑑賞。
ロサンゼルスでは
、「少し時間ができたから、何か見ようかな。あ、ちょうどこれやってるわ」というノリで車を飛ばしてサラリと見たり、
「何も考えたくないから、思考停止できるようなコメディやってないかな」と夜中にパジャマ同然で見に行ったり、家でテレビでも見るような感覚で出かけてしまう。
米国では不況になると映画の興行収入が上がるというが、家族全員で出かけても数十ドルで済む映画鑑賞は、旅行やテーマパーク観光、レストランでの外食よりも、お財布に優しい娯楽だからだ。
無料試写の機会にも恵まれている。大学キャンパス入り口やショッピングモールの外で試写会募集の紙が配られていたり、スタジオや一般の無料試写専門サイトに登録すると招待メールが送られてくる。
作品のラインナップは、無名俳優のインディペンデント映画から、有名俳優&監督のスタジオ大作までさまざまで、ポストプロダクション完了前の“未完成版”であることも、公開間近の完成版であることもある。
未完成版の場合、製作者側が観客の反応やアンケート結果を参考にして、映画完成に向けて編集や音響の修正を行うため、
試写の後には、物語のテンポや登場人物の関係性のわかりやすさ、セリフやギャグの面白さ、全体的なカラー使いまで、こと細かな質問に答えなければならない。
まさに、観客も映画製作の一端を担っているといっても過言ではない。
渡米したばかりの頃に行った無料試写会で、素人目に見てもヒドイと思った作品が、4年後(!)にわずか10スクリーンで限定公開されていたことがあった。
物語についていけずに混乱していた私たち観客が、映画の行方に影響を与えたと思うと、申し訳ないような気分になったものだ。
(こうした無料試写会は、マスコミや映画関係者の試写参加を禁じているため、ライター業を開始してからは対象外になってしまったが)。
公開間近の作品試写の場合は、スタジオ側が公開前にソーシャルメディアなどでバズ(口コミ)を盛り上げたい意向があるため、観客も気軽に楽しめて、お得感が満載だ。
と、さんざんアメリカにおける映画鑑賞の料金の安さと身近さをアピールしておいてなんだが、先日、2015年の米ボックスオフィスにおける映画料金の平均額が、過去最高の8.43ドル(約1000円)であったことが発表された。
ちなみに一昨年は8.17ドル(約970円)。この上昇には『スター・ウォーズ フォースの覚醒』のヒットが影響していると見られている。
IMAXや3D映画鑑賞を好む観客の多い娯楽大作やSF&ファンタジー映画は、おのずとチケット料金を押し上げるからだ。
平均金額だけ見ると、日本の一般的な料金である1800円(3Dは2100円)とはかけ離れているように感じるが、米国の大手映画館チェーン、
AMCシアターの料金は(地域によって異なるが)、
いまや通常上映が12ドル(約1425円)、
3Dが17ドル(2010円)と、意外にも日本の料金とさほど変わらない。
物価変動の問題もあるので一概には言えないが、メジャー映画館における料金は、アメリカも日本に近づきつつある。
それでも全米規模の平均が1000円という事実。つまり、アメリカには1ドル・シアターから、20ドルを超えるラグジュアリー・シアターまで、幅広い選択肢があるということなのだ。
日本の映画料金が世界一高い!のは、選択肢が少ないからともいえるだろう。
レディース、シニア、レイトショー割引などのほかに、100円シアターなるものが出現すれば、“世界一”からの脱出も夢ではないかもしれない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160130-00010000-dmenueiga-movi&p=2
映画大国アメリカの状況と比べてみよう。
10数年前に渡米し、ロサンゼルスで生活をするようになって最初に驚いたのは、映画料金の安さだ。
劇場の種類にもよるが、大体、一般料金が8~10ドル程度、学生なら6ドル代、午前中や夕方前の回(マチネ)であれば4ドル以下というレベル。
地元の老舗映画館は通常3ドル(無料ポップコーン付き)、
マチネで2ドルといった具合で、料金1ドルの“ドル・シアター”なる映画館もある。
スターバックスでラテを1杯買うより安く、とにかく映画に優しい街だと感じた。
その気軽さからか、アメリカにおける映画とは、最も身近で最もイージーな娯楽である。
日本では、念願のデートの約束や久しぶりの友達との再会の目玉になったり、社会人として初めてのボーナスで両親を招待したりと、ちょっと特別感のある映画鑑賞。
ロサンゼルスでは
、「少し時間ができたから、何か見ようかな。あ、ちょうどこれやってるわ」というノリで車を飛ばしてサラリと見たり、
「何も考えたくないから、思考停止できるようなコメディやってないかな」と夜中にパジャマ同然で見に行ったり、家でテレビでも見るような感覚で出かけてしまう。
米国では不況になると映画の興行収入が上がるというが、家族全員で出かけても数十ドルで済む映画鑑賞は、旅行やテーマパーク観光、レストランでの外食よりも、お財布に優しい娯楽だからだ。
無料試写の機会にも恵まれている。大学キャンパス入り口やショッピングモールの外で試写会募集の紙が配られていたり、スタジオや一般の無料試写専門サイトに登録すると招待メールが送られてくる。
作品のラインナップは、無名俳優のインディペンデント映画から、有名俳優&監督のスタジオ大作までさまざまで、ポストプロダクション完了前の“未完成版”であることも、公開間近の完成版であることもある。
未完成版の場合、製作者側が観客の反応やアンケート結果を参考にして、映画完成に向けて編集や音響の修正を行うため、
試写の後には、物語のテンポや登場人物の関係性のわかりやすさ、セリフやギャグの面白さ、全体的なカラー使いまで、こと細かな質問に答えなければならない。
まさに、観客も映画製作の一端を担っているといっても過言ではない。
渡米したばかりの頃に行った無料試写会で、素人目に見てもヒドイと思った作品が、4年後(!)にわずか10スクリーンで限定公開されていたことがあった。
物語についていけずに混乱していた私たち観客が、映画の行方に影響を与えたと思うと、申し訳ないような気分になったものだ。
(こうした無料試写会は、マスコミや映画関係者の試写参加を禁じているため、ライター業を開始してからは対象外になってしまったが)。
公開間近の作品試写の場合は、スタジオ側が公開前にソーシャルメディアなどでバズ(口コミ)を盛り上げたい意向があるため、観客も気軽に楽しめて、お得感が満載だ。
と、さんざんアメリカにおける映画鑑賞の料金の安さと身近さをアピールしておいてなんだが、先日、2015年の米ボックスオフィスにおける映画料金の平均額が、過去最高の8.43ドル(約1000円)であったことが発表された。
ちなみに一昨年は8.17ドル(約970円)。この上昇には『スター・ウォーズ フォースの覚醒』のヒットが影響していると見られている。
IMAXや3D映画鑑賞を好む観客の多い娯楽大作やSF&ファンタジー映画は、おのずとチケット料金を押し上げるからだ。
平均金額だけ見ると、日本の一般的な料金である1800円(3Dは2100円)とはかけ離れているように感じるが、米国の大手映画館チェーン、
AMCシアターの料金は(地域によって異なるが)、
いまや通常上映が12ドル(約1425円)、
3Dが17ドル(2010円)と、意外にも日本の料金とさほど変わらない。
物価変動の問題もあるので一概には言えないが、メジャー映画館における料金は、アメリカも日本に近づきつつある。
それでも全米規模の平均が1000円という事実。つまり、アメリカには1ドル・シアターから、20ドルを超えるラグジュアリー・シアターまで、幅広い選択肢があるということなのだ。
日本の映画料金が世界一高い!のは、選択肢が少ないからともいえるだろう。
レディース、シニア、レイトショー割引などのほかに、100円シアターなるものが出現すれば、“世界一”からの脱出も夢ではないかもしれない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160130-00010000-dmenueiga-movi&p=2
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