2017年2月11日土曜日

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source: KUBRICK.blog.jp|スタンリー・キューブリック




 1984年に公開された、『さよならジュピター』は、当時日本SF界を代表する作家として知られていた小松左京が製作・脚本・監督など、ほぼ全てに関わり、日本のSF映画を語る上で重要な作品の一つとなっている。が、面白いかというとそれは別問題だ。

 本作はハードSF作品を目指して、スタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』に匹敵する作品を作りたいと製作された作品だ。『スター・ウォーズ』人気に便乗しようとして、急遽突貫工事で作った『宇宙からのメッセージ』などとは違い、ちゃんと長く企画を練って作られた作品なのだ。しかし、世間的な評価はどうかというと悪いというか、酷評だらけだ。

(全文はリンク先へ:リアルライブ/2017年2月11日




 この『さよならジュピター』については以前ここで記事にしていますが、当時、公開を楽しみにしていた日本全国のSFファンを絶望の淵に叩き込んだ!という意味では忘れられない作品です。wikiによるとブレーンストーミングに参加していたのは原作者の小松左京を中心に、当時の日本SF界の中核をなす豊田有恒、田中光二、山田正紀、野田昌宏、 鏡明、伊藤典夫、井口健二、横田順彌、高千穂遥という豪華な面々、『2001年…』は無理でも、せめて『スター・ウォーズ』を超える、日本が世界に誇るハードSF映画になると信じていたのに・・・。

 それにしてもユーミンはないよなあ、『ナウシカ』の安田成美以上に。


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