source: KUBRICK.blog.jp|スタンリー・キューブリック

自主制作映画『非情の罠』を撮影中のキューブリック。この時まだ26歳。
ファクトタム(FACTOTUM)は、2019年春夏メンズ・ウィメンズコレクションを発表。
キューブリック『非情の罠』からインスパイア
今季のテーマは、“ノワール(Noir)”。インスピレーションを得た題材は、スタンリー・キューブリックが監督を務めたフィルム・ノワール『非情の罠』だ。映画制作当時にあたる、1950年代のアメリカの空気感と、『非情の罠』の主人公であるボクサーや登場人物のギャングから発想した要素が、ウェアに落とし込まれている。
〈以下略〉
(全文はリンク先へ:FASHION PRESS/2019年1月12日)
最近、ファッション業界でのキューブリック・インスパイアが盛んですが、ファクトタムの2019年春夏メンズ・ウィメンズコレクションは『非情の罠』からだそうです。しかし、写真を見る限りあまりそういった感じがしないのは、1950年代という時代はわりとシルエットがはっきりしたファンションだった印象があるせいかもしれません。男性はスーツにネクタイ、女性はウェストを絞ったワンピースという服装が定番で、このコレクションのようにオーバーサイズの服をだらっと着こなす、というのは現在のトレンドですね。
『非情の罠』という作品についてはキューブリック自身「愚作」とこき下ろしていますが、この作品の制作過程をモチーフにした『ストレンジャーズ・キス』という映画が1983年に公開されています(詳細はこちら)。この映画自体は駄作ですが、キューブリックファンならニヤッとできるネタが満載ですので、機会があればぜひ視聴してみてください。