source: KUBRICK.blog.jp|スタンリー・キューブリック
登壇した、レオン・ヴィタリ、カタリーナ・キューブリック、ヤン・ハーラン、アルフォンソ・キュアロン(左から)。
"This is a seriously cool ghost movie. Don't believe any of the conspiracy theories because it's all s---," she said. "I only said that because I've had some champagne."
Cuaron agreed. "Kubrick would have really gotten a laugh out of all of these conspiracy theories," said the director. "By all reports, he believed in films not to be explained but to be experienced. A little bit like music, he used to say."
〈前略〉
「この作品はすごくクールな幽霊映画です。陰謀論は信じないでくださいね」とカタリーナは言いました。「私はシャンパンを飲んちゃったので、それしか言えないです」
キュアロンは同意しました。 「キューブリックは、これらの陰謀論のすべてを心底笑い飛ばしたはずです」と監督は述べました。 「伝えられるところによると、彼は映画は説明されるのではなく経験されるべきだと信じていました。音楽に少し似ている、とスタンリーは話していました」
〈以下略〉
(全文はリンク先へ:The New York Times/2019年5月18日)
カンヌ映画祭の「カンヌ・クラシック」で2019年5月17日、リマスターされた4Kシャイニングの記念上映が行われました。プレゼンターはアルフォンソ・キュアロン監督、ゲストはキューブリックの長女カタリーナと、4Kリマスターの監修を担当したレオン・ヴィタリ、プロデューサーのヤン・ハーランです。
動画を見る限り寂しい客入りだったようです。昨年のカンヌは『2001年宇宙の旅』の70mmアンレストア版がクリストファー・ノーランによって発表・上映されましたが、ゲストは出演俳優のキア・デュリアが登場しました。今回もジャック・ニコルソン(最近その動向を聞きませんが・・・)が登場して入れば話題になったでしょうけど、直接『シャイニング』と関わりのないキュアロンをプレゼンターに仕立て上げたにも関わらず、少々盛り上がりに欠けたようです。
ファンにとっては「4K化・レストアされた『シャイニング』の143分(144分とも)版のデジタルデータが存在する」という事実だけで興奮ものです。今年の10月1日には米版UHD BDのリリースも決定しているようですし、日本版UHD BDやシネコンやIMAXでの4K上映も期待できます。ワーナーさんには昨年の『2001年』の盛り上がりの事例を参考に、ぜひ全国上映をお願いしたいですね。