2019年12月11日水曜日

【オマージュ】『2001年宇宙の旅』にインスパイアされた「サウンドガーデン」と「ザ・フレーミング・リップス」のMV

source: KUBRICK.blog.jp|スタンリー・キューブリック




サウンドガーデン/ハーフウェイ・ゼア(Soundgarden - Halfway There)

 まず、サウンドガーデンが2012年に発表したアルバム『キング・アニマル』の収録曲『Halfway There』から。思いっきり『2001年宇宙の旅』のオマージュであることは明白なんですが、迷路が登場するのは少し『シャイニング』っぽくもありますね。監督はアルバムのアートワークも手掛けているアーティストのジョッシュ・グラハムだそうです。

 ところでこの曲、要するにCFAmGEm(E7)という王道のカノンコードなのですが、面白いのは本来Gを使うべきところをことごとくG#を使っているところ。それがポップで聴きやすい曲であるにもかかわらず、どこか微妙な違和感(浮遊感)を感じさせる要因だと思うのですが、「意地でもGなんぞ使ってたまるか!」という彼らの気概が伝わってくるようで、なかなか興味深いです。




ザ・フレーミング・リップス/スペース・オディティ(The Flaming Lips - Space Oddity)

 次はザ・フレーミング・リップスによる、デビッド・ボウイが『2001年宇宙の旅』にインスパイアされて書いたの名曲『スペース・オディティ』のカバー曲から。まあ、こんなもんでしょうという感じですが、元の曲が名曲すぎてどう評価していいものやら迷いますね。

 このザ・フレーミング・リップス、1960年代のサイケデリック・ポップを現代に蘇らせたかのようなサウンドが特徴で、ノスタルジックなフォークロック(死語)なメロディとピンクフロイドのようなライトショーが印象的ですが、なんとアメリカはオクラホマシティ出身のバンドでした。管理人はもっとブルース寄りのアプローチをするバンド(シド・バレット在籍時のピンクフロイドとか13thフロア・エレベーターズとか)が好みなのですが、それは全て『地獄の黙示録』のあのバンドから始まっているので、そこはお察しということで(笑。ちなみに彼ら所属のレコード会社による日本語版サイトがこれです・・・こちらもお察しということで(笑。

情報提供:鬼太郎様