source: KUBRICK.blog.jp|スタンリー・キューブリック
映画の撮影など技術者を中心とした英語サイト”nofilmschool.com”で、60人を超える映画評論家や研究家に選ばれた「フィルム撮影で完全な映像を作り上げた12本の偉大な作品」が選定されました。フィルム撮影の作品から選んだもので、多くが、意見が分かれるところでしょうが、監督としてではなく、撮影というところに着目しているところが、新鮮です。
逆に、このリストを見ると2作品以上選ばれた監督が、3人おり、やはり名作は名監督、名カメラマンが揃わないと生まれない、総合芸術である”映画”ということを改めて納得させられます。ここでは、ビデオエッセイも添えられているのですが、非常にわかりやすく、また美しい映像が並んでいますから、ご覧ください。
特に、3度のアカデミー賞受賞のヴィットリオ・ストラーロは2016年カンヌ国際映画祭では、ウディ・アレン監督の新作『Cafe Society』の撮影で参加していますし、3年連続アカデミー賞受賞という快挙を成し遂げたエマニュエル・ルベッキは、テレンス・マリック監督の新作『Weightless』に参加しています。この、二人は4度目のオスカーにどちらが先に届くのか---今後も気になります。
〈以下略〉
(全文はリンク先へ:cinefil/2016年4月30日)
記事中にある「2作品以上選ばれた監督が、3人」とは、テレンス・マリック、ウェルズ、そしてキューブリックですね。選定の基準が「撮影」ということなので、影響力を考えれば順当な気がします。映像に関わる仕事をしている人にとって、ここにある12作品は観ておかなかければならない絶対的な作品である事は間違いないでしょう。映像制作会社の入社試験に採用してもいいような作品ばかりです。