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大島渚氏の次男・新(あらた)監督(46)が完成させたドキュメンタリー映画「園子温という生きもの」(2016年5月14日公開)。
父と子の在り方、映画への思い……多くの接点を持つ二人が向き合った。
* * *
――大島が最初に「大島渚」を意識したのは小学1年のときだという。
大島(以下、大):
「愛のコリーダ」(76年)の裁判のときですね。悪夢のような出来事が降ってきた。
父にとっては芸術をめぐる闘いだし、「望むところだ!」と張り切っているけれど、小学生の僕にはまったく理解できなかった。
園:
「わいせつ罪」だしね。学校ではなんか言われた?
大:
僕よりも兄が中学1年で本当に気の毒でした。
「わいせつ罪」って言葉だけは知っているという時期だし、周りにはやされて。
その後は僕が中学生のときに初めて映画館で見た「戦場のメリークリスマス」(83年)。
「なんだよ、エロの次はゲイか」みたいな(笑)。
園:
そうだったんだ。
大:
大学までは父の反動で、映画にむしろ拒否反応があったくらい。
でもノンフィクションの書籍が好きで、父の仕事をどこか「おもしろそうだな」と思っていた。
だからドキュメンタリーに進んだんです。
――インタビュアーと大島は、偶然にも小学校の同級生だ。
園:
そうなの? 彼、バレンタインのチョコもらってた?
――もらってました。
園:
あ~、もう俺ダメ。
大:
園さんはね、「若いころモテてたやつは、絶対に俺のことは理解できない」って。
いまモテてるからいいじゃないですか(笑)。
園:
それは虚像だから。あとは「申し込み」。「映画に出してくれ」って(笑)。
――大島が捉えた園の妻・神楽坂恵の証言シーンは衝撃だ。鬼才・園子温のある一面がのぞく。
園:
いや、めっちゃ恥ずかしい。まあでも「ここだけカットして」とかいうのも汚らしいな、と。
大:
「もう漫画(原作)の映画はやりたくない」とぼやくシーンも。園さんは海外に目を向けていますよね。
園:
大島渚以降、90年代から日本映画は海外で注目されなくなって、いまはまったく注目されてない。
大:
賞をもらう方もいるけど……。
園:
カンヌも“是枝裕和”“河瀬直美”は知っていても、それ以外の監督、知らないんじゃないですか。
結局、映画祭だけでは日本映画のファンがつかない。
グラミー賞だけを目指しているミュージシャンがいたらおかしいでしょう。
大:
そりゃそうですね。
園:
でも日本の映画界はそこをまったく読み取れてない。
まあ僕も日本の映画界には無視されてますから。
大:
若干、やきもちもあるんじゃないですか?
園:
たぶん僕に日本の映画評論家に好かれる優等生枠に入ろうという気がないから。
そんな狭い枠に入っていたら世界から無視されちゃう。
大:
大島渚も同じです。
「同じようなものを作っているやつはどうしようもない」と。それでいっぱい敵を作った(笑)。
でもいま若い人、園さんのことすごく好きですからね。
園:
まあ、あんまりでかいこと言わずにやっていきますよ。
でかいことを言うと、だいたいみんな沈んじゃうから(笑)。
※週刊朝日 2016年5月20日号より抜粋
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160513-00000157-sasahi-movi
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世の中いろんな人がいるんだなあ
ゲオの50円レンタルでも損したと思ったけど
日本語ラップが苦手だから
あれは駄目だったwww
血が嘘っぽい
加減してんだろうな。
ホントに血に見えたら正視できないレベルになるかもしれんし
見に来るファンはすでにストーリーに対して先入観を持ってやってくるから作りにくいだろうね
そもそも絵で描ける表現と実写で実現可能な表現は違うし、
また可能だとしても原作をそのままなぞる作品を作るのではクリエイターの意味がないとも言える
政治的なメッセージが強すぎて今では風化してるものも多い気がする
でも「少年」は決して古びることのない時代を超えた名作中の名作だと思う