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1: ツームストンパイルドライバー(庭)@\(^o^)/ 2016/08/25(木) 19:02:34.42 ID:0/KbERs90.net BE:758283585-PLT(12000) ポイント特典
4.監督は原作にあまり感心しない?
なんだろう、山田尚子監督は実は原作を好きじゃない、ちょっと嫌いぐらいなんじゃないかと言う気がして来ました。
すごくクールな目で素材として見詰めてると思います。
原作のあくの強いとこ、ちょっと下品な展開とか、読者を嫌な気分にさせて関心を引き込むようなテクニックとか、そういうのを片っ端から脱臭してあるんですよね。
サラッと見られる聲の形になっています。
鳴り続けるピアノとともになんか回想される遠い幸せな記憶と言う感じ。
全編に渡って。
台詞も結構細かく変えるし、原作を一旦殺して自分の慣れてるやり方でやり直すような作り方。
「お前のやり方は下品なんだよ!こうだ!」ぐらいの感じを演出にも脚本にも感じました。
原作の匂いを再現する気は薄いですね。自分のノウハウに強い自信とこだわりがある。
細かく付け足されたものが多かったのは植野ですが、ただカットされた真柴や佐原と違い、意思を持って別の物に入れ替えた感があります。
「いまの女子高生はもっとこういう喋り方をするんだよ!」みたいな。「硝子と仲良くしなきゃいけないって理由はないだろ!」とか。
いや、やっぱり監督は原作好きじゃないんだと思うなあ。好きだったらこれだけ「それは違うよ」という声だらけの映画にはならない。
私は原作に最終的には色々疑問や不満をもった一方、少なくとも絵や芝居はかなり好きなのですが、いろんなシーンで仕草や芝居がこつこつ変えられていて、そういうとこもほんとうに、再現する気なんか全然無いなと。
単行本7冊分の漫画を約2時間の映画にするのはそもそも企画の時点で無理はあります。
である以上は、劇場版をきちんと独立した作品として成立させるためには、監督に明確な方針と決断が必要でした。
「ここを大事にするぞ」「ここはガッツリ切るぞ」という。
結構切ってますし、変えてますし、細かい1個1個のレベルに「そのやり方は私は好きじゃないな!」みたいな監督の声は確かに感じたのですが、
全体として何を描くからここはカットする、とか、全く新しい物を作る、とか、そういう意志や決断は感じませんでした。権限的にそんなことが出来るのかも謎ですが。
6.明確に欠点と言えそうなところ
やっぱり駆け足駆け足
そういうわけで、細かいカットや改変の意志は旺盛であるものの、大きいカットや改変はなにもないのが映画「聲の形」です。
だからとにかくシーンの繋ぎが駆け足。溜めるシーン入れてる場合じゃないし。カットの中でも掛け足。喋りだす前に言いよどんだり喋り終わったあとにカメラが回り続けたりするような余白や余韻は乏しいです。
どんどん動くし気まずいシーンもみんなどんどん喋る。シンゴジラみたい(言いすぎ)。
ここはやっぱり欠点と言っていいと思います。より大きいカットと再構成をする決断が必要だった。
原作の省略のよさは死んでる
原作は「主人公か結弦の主観の届かないところは描かない(だから主人公と結弦以外はモノローグも出ない)」という面白い試みで描かれた漫画でした。かなりの部分を読者に想像させる仕組みがあった。
映画でそれを再現するにはまた少しアイデアが必要でしたが、そこが取り組まれなかったのは残念だと思います。
視聴者に描かれていない部分を色々想像させるような工夫は全くありませんでした。むしろたまに必要性の不明なことを説明する
(猫カフェで慌てる植野とか)。
スレッドURL:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/news/1472119354/
・2時間に収まらないであろう原作をどうするか
このあたりが原因で実写化は難しいって言われてたけど
それ以前の問題だったようだな
見たことないから知らんけど
中身もそんなもんなんだろ
セリフも展開も全く変えずに同じなら原作読めばいいじゃんてなる。
映画は原作知らない人と原作を繋ぐ橋渡しの役をしようとしたんじゃないの。
興味があったら癖のある原作どうぞ、てな感じで
それは二流のやることや
原作の良さをさらに伸ばせば一流、原作と別物にした場合ウケれば神コケれば戦犯
この原作はハードルが高すぎる
テーマが重く心理描写が重要だし、音に関する表現方法が極めて難しい
映像化にあたり原作者はどこまで制作に意見を反映させられるかしっかりと契約してから取りかかるべきだと思う
映画は原作とは少し違うので、漫画を読んだ人も楽しめるよ!という事だろ
お前の作ったシチュエーションで俺のストーリーを作らせろって
で、結局ストーリーにおいては本職の小説家には負けるから案の定大爆死
自分の映画取りたいなら己の力でイチから作れよ
・絵なら世界観、キャラクターの見た目、時間経過なんでも実現できる
・ストーリーの長さが自由
この利点を映画化は失わせる
それを失ってなお映画の利点を出せるか
無理なんだよなあ
サラッと流せるもんに仕上がってるに決まってるだろ。
進撃の巨人だって原作知らなきゃ普通に観れる
そんな当たり前の事をヲタは分からんのですよ
映画に関してはヲタの声は100%無視して良い
なぜなら連中は原作との比較でしか語れないのだから
そんなものは原作読んでない人には何も関係ない話なの
ギリギリ間延びしないところで終わってくれたし、いい作品だった