source: ZOMBIE手帖ブログ
アダム・ウィンガード監督による『ブレア・ウッチ・プロジェクト』続編、『ブレア・ウィッチ』の新たなスチールが公開されました。12月1日(木・映画の日)TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー。オフィシャル・サイトはこちらです。
1999年に6万ドルという超低予算で製作されながら、世界興行収入2億4,800万ドルという記録的な大ヒットをたたき出し、世界中で大ブームを巻き起こした伝説のホラー映画『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』。17年ぶりにその“正統なる”続編が誕生した。
監督は、『サプライズ』『ザ・ゲスト』などのサスペンス・スリラーで注目されているアダム・ウィンガード。Netflixが日本の大ヒットコミックを実写映画化するハリウッド版『デスノート(Death Note) 』の監督にも抜擢された、今最も期待を集める新鋭監督だ。
オリジナルで感じた吐息がかかるほどの世にも恐ろしい臨場感はそのままに、ヘッドセットカメラやドローン、HDSLRなど現代の最新テクノロジーを使用し、映画史上最も恐ろしい物語をスクリーンに映し出す。
『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』では、映画学科に所属する3人の大学生ヘザー、ジョシュ、マイクが、その土地に今なお残る伝説の魔女“ブレア・ウィッチ”をテーマにしたドキュメンタリー映画製作のため、メリーランド州ブラック・ヒルズの森に分け入った。だが3人はそのまま消息を絶ち、手掛かりが発見されないままやがて捜索は打ち切られる。しかし事件から1年後、彼らが撮影したものと思われるフィルムとビデオが森の中で発見されたのだ。本作『ブレア・ウィッチ』は事件の20年後、ヘザーの弟・ジェームズがYouTubeで姉らしき人物が映った映像を見つけるところから物語が始まる。そして仲間と共にあの「森」に踏み込むのだが・・・。
ソーシャルメディア上の過度なプロモーションが当たり前の時代において、『ブレア・ウィッチ』はその企画そのものが暗号名を用いられるほど秘密裏に進められていった。何の作品だかわからないままオーディションにきた俳優たちには偽の台本を渡し審査が始まった。そして閉ざされたドアの向こう側に連れて行かれたキャストは、自分が『ブレア・ウィッチ』に出演する契約を結んだことをそこで初めて知るという完全なサプライズから全てがスタート。
「『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』という伝説的な作品の続編を作り上げるにあたり、一番の課題は、過去17年間に公開されたホラー映画すべてに敬意を払いながら、それらをしのぐ映画を作り、かつ1999年のオリジナル版のようなリアル感を提供することだった。」と脚本のサイモン・バレットは語る。
驚きこそが『ブレア・ウィッチ』の生命線で醍醐味。アダム・ウィンガード監督は本作での挑戦について「ホラー映画を観る楽しみの一つは、ドッキリ要素だ。僕は常に自分の映画にそれを盛り込んでいる。『ブレア・ウィッチ』での挑戦は、ファウンド・フッテージの中にそういったドッキリ要素を織り込むことだった。でもそれは、ファウンド・フッテージ作品においては人の視点がとても限られているから、とても難しいことなんだ。」と語る。
行方不明となった姉ヘザーの捜索をするジェームズを演じたジェームズ・アレン・マキューンは「アダムは、時にあまりにもリアルすぎる環境を作り出すことによって、僕たちから誠実なリアクションを得ようとした。彼には、僕たちが信じられなければ、観客は起こっていることに恐怖心など抱かないことがわかっていた。つまり、僕たちはいつも本当に恐ろしい思いをしていたということなんだ」と語る。
ドキュメンタリー映画を撮影する学生リサを演じるカリー・ヘルナンデスは「森は、日中はとても美しい場所で本当に魅力的だったわ。でも日が沈むと全く明かりのない、真っ暗闇になる。それが原始的な暗くて何も見えない恐怖を生み出すの。キャストとして、私たちはこの森の深淵にいて、確かに恐怖の瞬間を味わった。この映画は観るのと同様に、撮影するのも恐怖だったわ」と撮影時を思い起こした。
本当の恐怖と驚きが満ち満ちている森の中で撮影されたからこそのリアリティ、そしてまるで登場人物の頭の中にいるかのような臨場感。
今回解禁となった3枚の新場面写真。森に迷い込んだ彼女たちの凍りついた瞳の奥に映っているものが一体何なのか、あなたは間もなく知ることができるだろう。
いよいよ明日12月1日、公開をむかえる本作。映画館であなたを待っているのは、今年最高の驚きと恐怖体験であることは間違いない。
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