2017年9月6日水曜日

【関連記事】インタビュー:『ダンケルク』クリストファー・ノーラン監督「このストーリーにおける一番の敵は時間です」

source: KUBRICK.blog.jp|スタンリー・キューブリック


KN
クリストファー・ノーラン(wiki)
Christopher Nolan(IMDb)

 『ダークナイト』『インセプション』『インターステラー』などを手掛けたクリストファー・ノーラン監督の最新作『ダンケルク』が9月9日(土)から全国ロードショー公開される。第2次世界大戦下、英仏連合軍のダンケルクからの撤退を描いた本作は、ノーラン監督にとっては、初めて実話を基に描いた戦争映画。陸海空と、それぞれ異なる時間軸の出来事を、一つの物語として同時進行させた視点が目を引く。そんな本作について、来日したノーラン監督に話を聞いた。

〈以下略〉

-監督の頭の中をのぞいてみたいという人も多いようですが、常にいい映画の作り手であるためにどんなことを意識したり、心掛けたりしていますか。 

 映画監督はスペシャリストではないと思います。脚本、芝居、写真、映像技術について、どれも多少は知っているというゼネラリストであることが大事だと思います。スタンリー・キューブリックが「映画監督が映画を学ぶ最良の方法は、映画を作ることだ」と言っていました。つまり作り続けることが大切なのです。それ以外は、これという具体策はないと思います。

(全文はリンク先へ:エンタメOVO/2017年9月6日




 スピルバーグやリドリー・スコットはキューブリック存命時代の映画監督で、直接交流もありましたので「キューブリック・フォロワー」と言えると思いますが、映画監督なった時点でキューブリックが逝去してしまっているノーランあたりの世代になると「キューブリック・チルドレン」と言えるでしょうね。

 ノーランがここで語っている「映画監督が映画を学ぶ最良の方法は、映画を作ることだ」は、キューブリックがインタビューなどで繰り返し語ってきたことで、本人も劇映画デビュー作『恐怖と欲望』で実際に行動に移しています。キューブリックはその経験を「映画制作の何を知らないのかさえ知らなかった」と振り返っていますが、そこで得た経験は大きかったようで、話が映画制作に関することに及ぶと必ずこの持論を語っていたようです。

 ところで、この『ダンケルク』ですが評判が良いようなので、管理人も観に行きたいと思っています。