2017年9月8日金曜日

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source: KUBRICK.blog.jp|スタンリー・キューブリック



2001年宇宙の旅 [Blu-ray](amazon)


 スタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』(1968)といえば、あまりのデティールのこだわりぶりに「キューブリックは未来を再現した」とまで言われたSF映画。

〈中略〉

 『2001年宇宙の旅』のマーチャンダイジングは、製作したMGM映画の経営不振(2010年には破産、再建中)や目まぐるしく変わる資本関係があり、不安定な状態が続いていた。 

加えて日本では商品化権エージェントの破綻やらがあって、ライセンシーは一体どこに申し込みをすればいいのやらという状態だったんですわ。

 これ、ライセンスビジネスや著作権用語では「オーファンタイトル」といいますね。オーファン=孤児ということで保護者=権利者が分からないという意味。

 商品企画担当にとって一番困る状態だよね、せっかくいいアイデアを思いついたのに誰に許諾を求めたらいいか分からないってのは。

 少し前に、ワーナー映画が窓口代行ということになり、一気にあれこれ動き出した次第。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:サンスポ・ヲタカル/2017年9月6日





 キューブリック作品の『ロリータ』以降(日本では『博士…』のみソニー・ピクチャーズ)の販売・興行権を持つワーナーが窓口になるのは自然なことだと思うのですが、キューブリックの逝去以降、キューブリック側で権利関係をまとめる体制ができていなかったのではないか、と想像しています。というのも、キューブリックのツイッターやフェイスブックのオフィシャルアカウントが作成されたのが、2016年6月とつい最近だからです。

Stanley Kubrick (Twitter)
Stanley Kubrick (Facebook)

 昨今のキューブリック作品の商品化は、宙ぶらりんになっていたキューブリック作品の権利関係を処理できる体制が整ったため、その窓口をワーナーが代行することによってやっと可能になった、というのが管理人の読みですが、どちらにしてもこれでキューブリック作品関連の商品化が加速度的に進むことが予想されますので、今後の展開が楽しみですね。