source: 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評
早いもので1月も今日でおしまい。
今年も残すところ、あと11ヶ月です~ (;^_^A
今年も残すところ、あと11ヶ月です~ (;^_^A
地球温暖化への激しい懐疑心で、どうにかなりそうな寒さの中、試写室までの道のりが寒すぎてつらい…(涙)。インターネットに、氷結した滝で滝登りを楽しむツワモノの写真が出ていて、驚愕!キミはバーフバリなのか?!(あ、バーフバリが登った滝は凍ってなかったけど…笑)
最近見た主な映画は以下。
「悪女」「ビッグ・シック」「グレイテスト・ショーマン」「ビガイルド」
「ぼくの名前はズッキーニ」「坂道のアポロン」「レオン」などなど。
1月はお正月休みの関係で試写が少なかったので、見逃して、ずっと気になっていた映画「彷徨える河」をDVDでやっと見ることができました。
コロンビア初のアカデミー賞外国語映画賞ノミネートのこの作品は(映画そのものは、コロンビア・ベネズエラ・アルゼンチン合作作品です)、アマゾンの奥地を舞台に失われつつある文明と精神性を先住民の視点から描くもの。監督は世界の映画祭で注目されている俊英シーロ・ゲーラで、彼の長編第3作となります。
全編モノクロ(ラストに一瞬カラーになります)で、先住民族の呪術師である主人公を演じる俳優をはじめ、ほとんどの出演者は知らない役者ばかりでしたが、非常に新鮮な映画体験でした。ジャングルの奥地に足を踏み入れてそこに飲み込まれていくように進むストーリーは、例えばヘルツォークの「アギーレ」「フィッツカラルド」やコッポラの「地獄の黙示録」などがあるんですが、それらはすべて欧米視点。つまり自然界に土足で足を踏み入れる者の側から見たもので、そういう意味ではこの「彷徨える河」は、まったくスタンスが異なります。
決して分かりやすい作品ではないし、派手さもない。それでもどうしようもなく惹かれてしまう何かがある。そんな映画を見たいと思ったら、この映画のことを思い出してほしいと思います (^o^)