2015年6月15日月曜日

生田斗真主演『予告犯』映画感想

source: ひたすら映画を観まくる日記アルティメット・エディション


予告犯

■あらすじ『ある日、新聞紙を被った男が、集団食中毒を起こした食品加工会社に対する制裁をネット上で予告し、実行するという事件が発生。その後も、法律では裁かれない不正義に対する制裁の予告とその実行が繰り返され、マスコミも巻き込んで社会現象化していく。ネット犯罪を取り締まる警視庁サイバー犯罪対策課の吉野絵里香は、“シンブンシ”と名乗るこの予告犯を追い詰めるべく懸命の捜査を続けるが、やがて驚愕の真相が明らかになる!筒井哲也の同名人気コミックスを「ゴールデンスランバー」「白ゆき姫殺人事件」の中村義洋監督で実写映画化したクライム・サスペンス!』



中村義洋監督の映画は『アヒルと鴨のコインロッカー』、『チーム・バチスタの栄光』、『ジェネラル・ルージュの凱旋』、『フィッシュストーリー』、『ゴールデンスランバー』などを観ていて、僕の中では「サスペンスの中にちょっと感動的な要素を入れるのが得意な監督」という印象を持っていました。


で、今回の『予告犯』もまさにそういう感じの映画だったため、「ああ、なるほど中村義洋監督らしいな」と思った次第です。ただ、(これは映画の問題というより原作がそうなっているから仕方がないことなんですけど)物語のクライマックスで明かされる主人公たちの”本当の目的”と、その”手段”に納得できない部分がありまして…。


※以下、なるべくネタバレしないように感想を書いていますが、この映画のテーマというか”本質部分”に触れている箇所があり、そこから何となくオチが分かってしまう恐れがあります。なので、まだ映画を観てない人はご注意ください。

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