source: KUBRICK.blog.jp|スタンリー・キューブリック
男児アニメでは以前『タイムボカン24』に『2001年宇宙の旅』のパロディ回がありましたが、今度は女児アニメの『アイドルタイム プリパラ』第16話『あの地獄にさよならを』に『時計じかけのオレンジ』のルドヴィコ療法が登場しました。
女児アニメでキューブリック作品といえば、『魔法のプリンセス ミンキーモモ』での第42話『間違いだらけの大作戦』という『博士の異常な愛情』パロディ回が印象に残っています。それがあったから・・・かどうかはわかりませんが(笑、あまり違和感なく観てしまえるのは、それだけ長くアニメの世界に「映(洋)画パロディの歴史」があるのだと思います。
この洗脳(というか、本来持っていた地獄ミミ子のアイドル嗜好を目覚めさせた)方法に「ルドビコ療法」が使われるのは、『探偵歌劇 ミルキィホームズ TD』 でも似たような使われ方をしていました。ですが年齢層を意識したためか、かなりソフトな表現です。子供は置いてけぼり、大人はニンマリという図式は児童向けアニメでは定番の方法(ルーツは『ケロロ軍曹』あたり?)ですが、そのネタに昨今キューブリック作品が使われると言うのも、その浸透力が上がってきたのかな?と思ったりしています。
管理人としてはアニメでキューブリック作品がパロディにされるのに拒否反応はなく、むしろ「もっとやれ」などど思ってしまうのですが、一昔前までは過去の人扱い(特に若い世代にとって)だったキューブリックに、これだけ関心が向かっている、という証左でもあると思うので、ぜひスタッフの皆様には「キューブリック作品でとことん遊んで欲しい!」と、心から応援させていただきたいと思います。
情報提供:影松さま