source: KUBRICK.blog.jp|スタンリー・キューブリック
このザ・レモン・ツイッグス (The Lemon Twigs)というバンド、というか実質はブライアンとマイケルのダダリオ兄弟のユニットだそうで、出身はニューヨーク州ロングアイランド。ジャンル的にはソフトロックやポップロックと言えると思いますが、1960~80年代のサウンドを彷彿とさせるいわゆるロック・リバイバル系ですね。
この曲『These Words』は歌詞を読む限り現在のSNS時代を題材にしているようですが、それがなぜ『バリー・リンドン』になるのかはわかりません。単にMVの監督の趣味なんでしょうか? それにしてもしつこいくらいのズームアップ・ズームアウトやロウソクや決闘のシーンなどは、笑ってしまうくらいにキューブリックしています。
最新MV曲『The One』も聴いてみましたが、ポール・マッカートニー&ウィングス、バッドフィンガー、パイロット、ラズベリーズ、そしてBCRなどを彷彿とさせる70年代パワー・ポップが懐か新しい。こういったサウンドが評価される海外と違い、日本では完全に無視されている現状は悲しい限りですが、日本の「ロック」は完全にガラパゴス化していますので、今後彼らが日本でメジャーになる、などということはないでしょう。いわゆる「好きな人は好き」というニッチなニーズを満たすだけだとは思いますが、せっかく知ったバンドですし、今後の活躍を注目しておきたいと思います。
情報提供:Love cinemaさま