source: 映画.net
1: ニライカナイφ ★@\(^o^)/ 2016/02/27(土) 05:55:21.69 ID:CAP_USER*.net
◆ハリウッドから見た「日本人」と「中国人」のイメージ変遷
写真:
ハリウッド映画にしばしば登場する、日本人と中国人を掛け合わせた変な東洋人。
実は、ハリウッド映画における「中国人像」というものがあるそうなんです。
日本人のイメージと比較してみると、その違いが分かって興味深いですよ。
ではいったい、どんな違いがあるのでしょうか?
◇最強悪キャラ「フー・マンチュー」の登場から、セクシー系女性まで
あなたは「映画における中国人のイメージは?」と聞かれて、どんな姿を想像しますか?
一言でいえば、20世紀のアメリカ映画関係者が描いてきた中国人像は、とてもネガティブなものでした。
しかし現在、GDP世界第2位の大国となった中国の経済発展にともない、そのイメージは確実に変化しているはずです。
では、どのように変化してきたのか、過去のハリウッド映画における中国や中国人の描写を見れば、その変遷が分かるのではないでしょうか。
香港の日刊オンライン新聞「アジアン・タイムズ」では、過去から現代にかけて、ハリウッド映画の中で描かれてきた中国人像の変遷について詳しく解説しています。
遡ること1895年。
「Chinese Laundry Scene」というコメディショートムービーには、ランドリーで働く中国人が、白人コミュニティを追われる日雇い労働者(Coolio)といった具合に「白人たちがしたくない仕事をする人種」として描かれました。
動画:https://youtu.be/YP2KVD8dIuU
1910年に入ると、“Yellow Peril”(黄色人種脅威論)というフレーズがメディアを賑わしました。
その頃までは、中国はアメリカに侵攻してくる“邪悪な人たち”とみなされていたようです。
また、当時はチャイナタウンの犯罪率が高かったことも手伝って、こうしたメディアの影響によりアメリカ人の間で中国人に対する差別的感情が湧きあがったという背景があります。
1924年に日本でも公開された「倫敦の秘密」(The Mystery of Dr. Fu Manchu)をご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
写真:
この映画の主人公“フー・マンチュー”とは、イギリス人作家がつくった最恐の極悪な中国人キャラクターです。
しかも、この人物設定はのちに90年にも渡って“Yellow Peril”のシンボルとなったほどインパクトの強いキャラだったようです。
写真:これがその最強の悪キャラ“フー・マンチュー”
フーの外見は、長身でスリム、中国服と中国帽に身を包み、爪とドジョウ髭を長く伸ばして、常に悪魔の形相。
キャラ設定は、3つの大学で学位を取得するなど明晰な頭脳をもち、性格は狡猾で極めて残忍な人間として描かれています。(Wikipedia)
その後、1940年まではフー・マンチューシリーズとして銀幕で活躍を続けていたのですが、1960年代にはすっかり姿を消してしまいました。
それは、第二次世界大戦で中国とアメリカが日本を攻撃するもの同士として手を組んだという歴史的な背景があります。
そして、中国政府や市民からの圧力に耐えきれなくなった米国政府は、ハリウッドに対して中国に対する人種差別的な映画作りをやめるよう指示したということです。
徹底してますね。
この“フー・マンチュー時代”に作られた正反対の中国人キャラ“チャーリー・チャン”にも触れておかなければなりません。
彼はフーとは違ってポジティブなキャラクターで、知的で思いやりがあるヒーローとして描かれています。
しかし、正反対のキャラ設定だったのにもかかわらず、中国側からの批判は止みませんでした。
なぜなら“中国人が従属的な役割を担っている”というイメージを拭いさることができなかったからです。
一度ついてしまったイメージはなかなか消えません。
しかも、チャーリー役はなぜか日本人や韓国人の俳優によって演じられていたのですが、白人の俳優Warner Olandが演じるまでヒットすることはなかったようです。
まぐまぐニュース! 2016年2月26日
http://www.mag2.com/p/news/151931
http://www.mag2.com/p/news/151931/2
http://www.mag2.com/p/news/151931/3
※>>2以降へ続きます。
写真:
ハリウッド映画にしばしば登場する、日本人と中国人を掛け合わせた変な東洋人。
実は、ハリウッド映画における「中国人像」というものがあるそうなんです。
日本人のイメージと比較してみると、その違いが分かって興味深いですよ。
ではいったい、どんな違いがあるのでしょうか?
◇最強悪キャラ「フー・マンチュー」の登場から、セクシー系女性まで
あなたは「映画における中国人のイメージは?」と聞かれて、どんな姿を想像しますか?
一言でいえば、20世紀のアメリカ映画関係者が描いてきた中国人像は、とてもネガティブなものでした。
しかし現在、GDP世界第2位の大国となった中国の経済発展にともない、そのイメージは確実に変化しているはずです。
では、どのように変化してきたのか、過去のハリウッド映画における中国や中国人の描写を見れば、その変遷が分かるのではないでしょうか。
香港の日刊オンライン新聞「アジアン・タイムズ」では、過去から現代にかけて、ハリウッド映画の中で描かれてきた中国人像の変遷について詳しく解説しています。
遡ること1895年。
「Chinese Laundry Scene」というコメディショートムービーには、ランドリーで働く中国人が、白人コミュニティを追われる日雇い労働者(Coolio)といった具合に「白人たちがしたくない仕事をする人種」として描かれました。
動画:https://youtu.be/YP2KVD8dIuU
1910年に入ると、“Yellow Peril”(黄色人種脅威論)というフレーズがメディアを賑わしました。
その頃までは、中国はアメリカに侵攻してくる“邪悪な人たち”とみなされていたようです。
また、当時はチャイナタウンの犯罪率が高かったことも手伝って、こうしたメディアの影響によりアメリカ人の間で中国人に対する差別的感情が湧きあがったという背景があります。
1924年に日本でも公開された「倫敦の秘密」(The Mystery of Dr. Fu Manchu)をご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
写真:
この映画の主人公“フー・マンチュー”とは、イギリス人作家がつくった最恐の極悪な中国人キャラクターです。
しかも、この人物設定はのちに90年にも渡って“Yellow Peril”のシンボルとなったほどインパクトの強いキャラだったようです。
写真:これがその最強の悪キャラ“フー・マンチュー”
フーの外見は、長身でスリム、中国服と中国帽に身を包み、爪とドジョウ髭を長く伸ばして、常に悪魔の形相。
キャラ設定は、3つの大学で学位を取得するなど明晰な頭脳をもち、性格は狡猾で極めて残忍な人間として描かれています。(Wikipedia)
その後、1940年まではフー・マンチューシリーズとして銀幕で活躍を続けていたのですが、1960年代にはすっかり姿を消してしまいました。
それは、第二次世界大戦で中国とアメリカが日本を攻撃するもの同士として手を組んだという歴史的な背景があります。
そして、中国政府や市民からの圧力に耐えきれなくなった米国政府は、ハリウッドに対して中国に対する人種差別的な映画作りをやめるよう指示したということです。
徹底してますね。
この“フー・マンチュー時代”に作られた正反対の中国人キャラ“チャーリー・チャン”にも触れておかなければなりません。
彼はフーとは違ってポジティブなキャラクターで、知的で思いやりがあるヒーローとして描かれています。
しかし、正反対のキャラ設定だったのにもかかわらず、中国側からの批判は止みませんでした。
なぜなら“中国人が従属的な役割を担っている”というイメージを拭いさることができなかったからです。
一度ついてしまったイメージはなかなか消えません。
しかも、チャーリー役はなぜか日本人や韓国人の俳優によって演じられていたのですが、白人の俳優Warner Olandが演じるまでヒットすることはなかったようです。
まぐまぐニュース! 2016年2月26日
http://www.mag2.com/p/news/151931
http://www.mag2.com/p/news/151931/2
http://www.mag2.com/p/news/151931/3
※>>2以降へ続きます。
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