source: KUBRICK.blog.jp|スタンリー・キューブリック
アイズ ワイド シャット [Blu-ray]
奇抜なプログラムで全国にファンを持つカナザワ映画祭が十回目の今年でフィナーレを迎える。会場としている金沢市の金沢都ホテル地下にある旧ロキシー劇場が来年以降、再開発で使えなくなるためだ。主催する「かなざわ映画の会」の小野寺生哉代表(40)が「集大成」という今回。十七日~二十五日まで過去最多の五十六本を上映し、俳優でミュージシャンの内田裕也さんや黒沢清監督らゲストも多彩だ。 (松岡等)
〈中略〉
今年はナショナリズムや退廃したエロチシズムから暴力、戦争へと向かう時代の流れをテーマにして上映作を選んだ。サム・ペキンパー監督「キラー・エリート」、大島渚監督「愛のコリーダ」、スタンリー・キューブリック監督「アイズ ワイド シャット」、石井聰亙監督「狂い咲きサンダーロード」などのほか、日雇い労働者が暴力団に立ち向かうドキュメンタリー「山谷 やられたらやりかえせ」も。
〈以下略〉
(全文はリンク先へ:北陸文化/2016年9月3日)
カナザワ映画祭といえば2014年に『シャイニング』の全米版と『フルメタル…』を上映した実績のある映画祭ですが、ラストの今年はハジけまくってます(笑)。正直、キューブリックの『アイズ…』が霞んでしまうんじゃないかと思えるほど充実のラインナップぶり。
『ソドムの市』『意志の勝利』『愛のコリーダ』『マブゼ博士の遺言』『狂い咲きサンダーロード』『ゼイリブ』『炎628』『戦争のはらわた』・・・そしてキューブリックファンにはおなじみのエピソード、『時計…』のアレックス役にマルコム・マクダウェルが抜擢されるきっかけをつくった『if もしも…』も見逃せない。クレーム上等、来るなら来やがれ!的な作品ばかりですが大丈夫なんでしょうか? とってもカルトな空気満載の映画祭。いや、北陸民の本気を見せてもらいました。
スケジュールやチケットなどは公式ホームページへ。それにしても『カランバ』って・・・イカんでしょ、これは(笑。