2017年8月29日火曜日

【関連記事】国際暗黒プロデューサー・康芳夫が語る“怪優業”と『家畜人ヤプー』を書いた覆面作家の正体!!

source: KUBRICK.blog.jp|スタンリー・キューブリック



家畜人ヤプー〈第1巻〉 (幻冬舎アウトロー文庫) (amazon)


 康芳夫といえば、伝説の興行師だ。モハメド・アリを日本に呼ぶために、イスラム教に入信。アントニオ猪木とアリとの異種格闘技戦ではフィクサーとして暗躍した。ネッシー探検隊の結成、人間かチンパンジーかで世間を騒がせたオリバー君を日本に連れてきたのもこの人。戦後最大の奇書と呼ばれる『家畜人ヤプー』の出版者としても知られる。国際暗黒プロデューサー、虚業家など様々な呼称を持つ康氏だが、中島哲也監督の『渇き。』(14)や熊切和嘉監督の『ディアスポリス DIRTY YELLOW BOYS』(16)などに出演し、新たに“怪優”という肩書きも最近は手に入れている。今年80歳を迎えた康氏が、初の悪役に挑戦した最新出演作『干支天使チアラット』、そして実写映画化の準備が進む『家畜人ヤプー』について大いに語った。

〈中略〉

 何度も噂が流れては消える『家畜人ヤプー』の映画化はどうなっているんでしょうか?

〈中略〉

 スタンリー・キューブリック監督のエージェントからも打診を受けていた時期もありましたが、キューブリックは『アイズ ワイド シャット』(99)を撮って亡くなってしまった。

(全文はリンク先へ:日刊サイゾー/2017年8月27日




 『家畜人ヤプー』といえば、1960~70年代を席巻した「アングラカルチャー」に多大な影響を与えた小説である・・・というくらいしか知識はありませんし、管理人の世代だと「ああ、戸川純ね」と思う程度ですが、この記事が正しいとすると、キューブリックはこんなマニアックな小説まで読んでいたということになります。「監督のエージェント」がヤン・ハーランだとすると、この件はヤンに確認すればいいのですが、果たしてヤンは知っているどうか。ちなみに『家畜人ヤプー』の英題は『The Domestic Yapoo』ですが、英語圏ではソースは見つけられせんでした。日本語のソースも康芳夫氏のインタビューのみです。

 こういった状況でどこまでこの話を信じるか、ですが、キューブリックにまつわる色んな根も葉もない噂話やデマをさんざん聞かされてきたファンからすれば、簡単に信じるわけにはいきません。「キューブリックのエージェント」を名乗る人物は当時何人もいたことは『アイ・アム・キューブリック!』『ムーン・ウォーカーズ』などの映画のネタになるほどです。それに管理人個人の印象としては、映画化するにはリスクが高すぎるような気がします。いくら映画会社から独立して映画を作っていたとはいえ、その影響力を無視できなかった(『ロリータ』でもさんざん苦労させられた)キューブリックが選ぶストーリーにしては過激すぎる気がします。いずれにしてもキューブリックサイドからの証言がない限り、この話は話半分程度に聞いておくのがベターでしょう。もし、他のソースをお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひ掲示板に情報をお寄せください。