2020年3月17日火曜日

【関連記事】『ドクター・スリープ』吹替版/森川智之インタビュー

source: KUBRICK.blog.jp|スタンリー・キューブリック


予告編も吹き替え版になりました。

〈前略〉

 『アイズ ワイド シャット』の吹替え収録時に、キューブリックの右腕で助監督のレオン・ヴィタリが来日して、彼が吹替えの演出を基本的に全部やっていたんです。レオンといろいろコミュニケーションを取りながら収録しました。そこでの付き合いがあったので、『シャイニング』のメイキングでレオンがダニーへの演技指導をしている昔の映像を見たときに、いろいろと思い返すことがありました。それにユアンの吹替えをずっとやらせていただいていたので、そういうところも絡み合って不思議な縁を感じました。

〈以下略〉

(全文はリンク先へ:スクリーンオンライン/2020年3月16日




 森川さんといえば以前記事にした通り、『アイズ ワイド シャット』のトム・クルーズの吹き替えを担当した際、レオン・ヴィタリの厳しい演技指導に大変な思いをしたエピソードが有名ですが、今回のインタビューでもそれに触れていますね。現在地方で上映中のレオン・ヴィタリのドキュメンタリー『キューブリックに魅せられた男』をご覧になったかどうかはわかりませんが、ぜひ感想を聞きたいものです。この作品を観れば、それだけレオンが必死にこだわった理由が良くわかりますからね。

 『ドクター・スリープ』は昨年年末に公開されましたが、思ったようには稼げなかったようで、早いタイミングでの円盤化や配信は「制作資金回収モード」に入ったということなんでしょう。今更この映画についてあれこれ語ることはありませんが、キューブリックと『シャイニング』の認知度を上げていただいたことに対しては感謝の念しかありません。昨今のキューブリックコラボ人気に一役買っているのは事実ですので、ご覧になっていない方は、これを機会にレンタルや配信でご覧になり、引き続きキューブリック版『シャイニング』をご覧になって、暗喩と寓意に満ちた(こちらこちら参照)映像美あふれる作品をご堪能いただけたらと思います。


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