2015年9月10日木曜日

猫侍 南の島へ行く

source: 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評




(ショートバージョン)
“まだら鬼”の異名を持つ剣豪・斑目久太郎は、江戸での浪人暮らしを切り上げ、白猫の玉之丞を連れて故郷の加賀藩に戻ってくる。未だに浪人生活を送りながらも妻や娘と暮らせる喜びをかみしめる久太郎に、姑・タエが土佐藩の剣術指南役の話を持ってくる。単身赴任をシブる久太郎だったが、タエに押し切られ愛猫の玉之丞を連れて旅立つ。旅の途中で謎の忍者に襲われ土佐行の船に乗り遅れてしまうが、なんとか舟を「れんたる」して土佐を目指すことに。だが、久太郎と玉之丞は、豪雨に遭い、なぜか南の島へと辿りつく…。。

コワモテ侍・斑目久太郎(まだらめきゅうたろう)とツンデレ白猫・玉之丞(たまのじょう)の萌える関係を描いて大ヒットした「猫侍」の続編「猫侍 南の島へ行く」は、さらなる萌えポイントをひっさげて、荒唐無稽の珍道中と異文化ショックを描く猫好き必見の映画だ。例によって時代考証など無視したザックリとした描写がてんこもり。南の島に漂着した久太郎と玉之丞を待つのは、謎の部族と怪しげな海賊たちとのバトル。そして白猫ミーツ黒猫の構図での玉之丞の恋!北村一輝は、前作同様に懐に猫を抱いての見事な剣さばきを披露する。もはやレビューなどどうでもよくなるほどラブリーな玉之丞を演じるのは3匹の俳優猫たち。あぁ、癒される…!エンディングテーマは松崎しげるが圧倒的な歌唱力で歌い上げる「愛のメモリー 猫侍バーション」。歌詞のそこかしこに“ニャン”が入り、大爆笑必至だ。
【50点】
(原題「猫侍 南の島へ行く」)
(日本/渡辺武監督/北村一輝、LiLiCo、横山めぐみ、他)
(荒唐無稽度:★★★★☆)
チケットぴあ

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