source: KUBRICK.blog.jp|スタンリー・キューブリック
決定版 2001年宇宙の旅 (ハヤカワ文庫SF) (amazon)
※2位に選出された『2001年宇宙の旅』
近年、「猿の惑星」や「スター・トレック」など往年のSF映画が相次ぎ再び製作されている。今年も「ターミネーター」(7月)、「ジュラシック・ワールド」(8月)、「スター・ウォーズ」(12月)と、話題の大作が続々公開される。
■ひと味違う個性に浸る
これらの作品は設定やストーリーを改編し、新しい魅力をもたせるのが常。そうなると、もとの小説がどんな内容なのかも気になるところだ。
原作が面白く、新たな魅力を発見できるおすすめ作品はどれか。劇場用長編として公開され、原作が入手しやすいものから、SF映画・小説に詳しい専門家に選んでもらった。
上位を占めたのは今も高く評価される不朽の名作ばかり。いずれも映画と原作の設定こそ共通しているものの、監督と作家それぞれの個性が鮮明で、どちらも楽しめる。
(以下リンク先へ:日本経済新聞/2015年6月7日)
有名どころのSF映画とその原作がズラリ。『2001年…』はまあ順当ですね。1位の『アンドロイド…』とは調査によってよく入れ替わったりしています。その『アンドロイド…』は嫌いじゃないのですが、同じディックなら個人的には『ユービック』の方が好きです。映像化の話があったように記憶しているのですがその後どうなったんでしょうか?CG全盛の昨今、『ユービック』なんて一番映画向きの原作小説のように思えるのですが・・・。
『ソラリス』のリメイク版はダメダメでした。タルコフスキー版が至高。スピルバーグの『宇宙戦争』もいいですがジョージ・パル版も捨てがたい。『宇宙の戦士』はポール・バーホーベンが変態映画(もちろん褒め言葉)『スターシップ・トゥルーパーズ』にしちゃいましたね。みんな大好きノリスヘッドの『遊星からの物体X』。最近アニメ・映画化されて話題になった日本のマンガ『寄生獣』の元ネタでもあります。『ストーカー』は原作未読。『スローターハウス5』はなんだか不思議な雰囲気を持った映画でした。ドレスデン爆撃はこれで知りました。原作は確か途中で投げ出してしまったはず。あまりにも有名なオチの『猿の惑星』。数多くの続編が制作されましたが、オリジナルを超えるものはおそらく永遠に出てこないでしょう。『プリデスティネーション』は映画も原作も未読。評判は悪くないようなので今度観てみたいと思います。
以上、SFファンなら避けて通れない小説・映画ばかりなので、この機会に接してみてはいかがでしょうか。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))(amazon)
ソラリス (ハヤカワ文庫SF) (amazon)
宇宙戦争 (創元SF文庫)(amazon)
宇宙の戦士 (ハヤカワ文庫 SF (230))(amazon)
影が行く―ホラーSF傑作選 (創元SF文庫) (amazon)
ストーカー (ハヤカワ文庫 SF 504)(amazon)
スローターハウス5 (ハヤカワ文庫SF ウ 4-3) (ハヤカワ文庫 SF 302)(amazon)
猿の惑星 (創元SF文庫)(amazon)
輪廻の蛇 (ハヤカワ文庫SF)(amazon)